態度悪いと言われる本当の理由って？共通する特徴とすぐにできる直し方

「あなた態度悪いわね」と言われたことはありますか？ 態度が悪いと言われた方は、自覚のある人とそうでない人がいると思います。 自覚がない人はどう直したらいいのか分からないでしょうし、自覚があったとしても一種の癖のようになっているのでどう直したらいいのか分からなくなることもあるでしょう。 また、「態度悪い」というのは簡単に言うと「エラそう」「反省の気持ちがない」「バカにした態度をしている」といった意味で使われることが多いですね。 この記事では、「態度悪い！」と言われたことのあるあなたに、どのようにしたら相手にそう思われないようになるのかをご紹介します。

態度が悪い！と指摘をされる人というのは、以下の５つの特徴があります。 読んでみて、自分に当てはまる部分はあるでしょうか？ 「態度が悪い！」と言われたことのある人は、この特徴を持っている人がほとんどです。 客観的に自分を見つめなおし、そういった特徴がないか自己分析してみてくださいね。

遠慮なしにストレートに物事をいう人

直球で意見が出来る人は素晴らしいと思います。 ですが、それは時と場合を選ばなければなりません。 人間は共存して生きる生き物なので、いつも遠慮会釈なしにストレートに物事を言うことはとても危険です。 相手の気持ちも考えて物事を発言するようにしないと、「あいつは全て自分が正しいと思ってる」と思われて「態度が悪い」と思われてしまうのです。 自分の意見は自分の意見として、相手のことも尊重するように伝えるようにしましょう。 隠す必要はありませんが、相手意見もキチンと聞くようにすると関係は良くなります。

自分にも人にも厳しい

「人に厳しい」と言うのは全てが自分基準と言うことです。 自分が正しいと思うこと、ダメだと思うことを他人にも要求しているんですね。 そして、人にも厳しい人は大抵の場合は自分にも厳しいので「私はこうなんだからあなたもこうあるべき」のような固定観念を押し付けることになります。 自分に厳しく生きることは悪いことではありません。 ですが、世の中のみんながみんなあなたの生き方に共感できるわけではありませんし、得手不得手やキャパシティも違います。 「自分はこう！」と決めたことを貫く姿勢は持っていても「私は出来るけど、この人には出来ないんだ」と理解することで、許容範囲が広がるでしょう。

他人に心を開けず、人との間に壁を作ってしまう

態度が悪い人の中には、「他人に心を開けない」ために他人に対して素直になれない人がいます。 そう言う人たちは「何を考えてるかわからない」「いつも他人行儀」と思われてしまうのです。 そういう態度が「態度が悪い！」という評価につながります。 誰だって相手に警戒されていたらいい気持ちにはなりませんよね。 「他人に心を開くと」と言うのは、開けない人からしたら大変なことです。 過去のトラウマや経験からそうなってしまった可能性もありますが、職場や友人関係など、自分の人生に関わっている人たちをもう少し信頼してみると心を開けるようになるでしょう。

心の中が顔や態度にあわられやすい

素直すぎるのも考えものです。 思ったことや不平不満が態度にダイレクトに出る人は要注意。 不愉快な顔や態度は直ぐにわかります。 口に出さなくても相手を不愉快な気持ちにさせてしまうので、反論していなくても「態度が悪い」と思われてしまうことに。 心の中で不満や反発心が芽生えたら、静かに深呼吸してみましょう。 そして、言われたことやされたことを思い出し、自分にも非がなかったかを考えてみてください。 「ああ、これはいけないことをした(言った)かも」と思えると、態度はそのようになってくるものです。

無意識にでも意識的にでも、人の事を見下している

「人の上に人を作らず」とは言いますが、世の中には学歴や収入、生活水準などで他人より上に立ちたいという意識を持っている人がいます。 自分がそう思っていなくても、無意識で「私の方ができる」と思ってしまいがちです。 そういう人は、他人を見下す傾向があり、その傾向は態度や言葉に出ます。 誰でも見下されるのは気分が悪いです。 そんな見下してる態度が相手に伝わると「態度が悪い」となっても当然です。 「見下してない！」と思っている人は、本当に見下していないか？を今一度心の中で確認しましょう。 「こんなことも出来ない人に言われたくない」という気持ちがあるのなら、それは見下しているということになりますよ！

一番タチが悪く、直すのが難しいのが『無自覚で態度が悪い人』です。 自分の中では今まで普通だと思っていたことや癖が、実は少しズレていた…なんてことはよくあることです。 大事なのは、そのズレや癖をちゃんと認識して、周りとの協調性を身につけるようにしましょう。

あなたの価値観が少し周りとずれているので、認識の違い

価値観というのは、生まれて育った環境や、今までの友人関係などにより構築されます。 極端な話をすると、国が違うと「当たり前」が違うのと同じです。 でもその価値観は方向を修正することができます。 あなたが「普通」だと思っている感覚が、実は周りの人から見たら「ちょっと違う」ということや 言葉の受け取り方、伝え方なども価値観によって変わってきます。 まずは、自分と違うと思って拒否するのではなく、色々な人の意見や感じ方を聞いて 「そういうとらえ方もあるのか」 「そういう風に感じてしまう人もいるのか」 と自覚しましょう。 人に対してそういった学びの姿勢でいることが、悪い態度を無くすいい方法になりますよ。

言葉の使い方が悪く、意に反して捉えられてしまう

人間は言葉で意思を伝えあいます。 聞く側のとらえ方ももちろんあるのですが、同じことを言おうとしていても言葉の選び方ひとつで相手の反応は大きく変わります。 何気なくポッと口にした言葉で相手を激昂させることは案外身近にあるものです。 一言多い、一言足りない、言葉が乱暴、などということがないか、思い出してみてください。 そして、誰かと話をするときは、相手の話をちゃんと全部聞いて、返答する前には一度深呼吸をして「何をどう伝えたいのか」を自分の中で整理してみましょう。 そして、落ち着いてゆっくり伝えることで、相手からの勘違いを回避できるようになります。

姿勢が悪い、表情が暗いなど見た目の印象が影響している

見た目に関しては「どうしようもない！」と思われるかもしれませんが、同じ言葉を言うにしても、やはり明るい表情できちんと前を向いて話されるほうが聞く側も気持ちがいいですよね。 それに、姿勢が悪かったり表情が暗いなどということを自覚しているのであれば直さないと損です。 「人間は中身だ」とも言いますし、中身は当然大事なポイントだと思います。 ですが、対面で話したりする場合は相手を見ながら話をしますので、人と話をするときは背筋を伸ばし、前髪で目を隠したりせず、顔を上げて話をするようにしましょう。 ただし、あまりやりすぎると「エラそうだ」と思われてしまいますのであまり開き直りすぎないように気を付けましょう。

職場や友人の間で「態度が悪い」と一度言われてしまうと、その後自己嫌悪になったり、関係性がぎくしゃくしてしまうかもしれません。 ですが、あなたの心がけ次第で「態度が悪い人」というレッテルをはがすことができます。 次にご紹介することを、できることから始めてみましょう！

見た目や姿勢を明るく、爽やかな印象になるように変えていく

まずは見た目です。 あなた自身の健康のためにも、背筋は伸ばしている時間を増やした方が良いです。 背骨が曲がると、色々な体の不調も出てきますのでこれは早々に直した方が良いです。 姿勢が良くなると、顔が前を向くようになります。 前髪が長いようだったら、目が出るようにカットしたり、髪の毛はすっきりまとめておくと明るい印象になります。 家では顔の筋肉を動かすようにストレッチをしたり、マッサージをすると表情筋が鍛えられ、表情自体がさわやかになるでしょう。 そうなると、周りからも話しかけやすくなりますし、あなたも気軽に関われるようになってくるはずです。

礼儀やホスピタリティの本などを読む事で、態度の受け取られ方を知る

巷にあふれる礼儀やホスピタリィに関する本を読むようにしてみましょう。 案外その内容で気付きをもらえることもあります。 直す前にまず気付くことが重要で、気付きがないのに進めようとしてもボロが出ます。 内容を理解すると「ああ、自分はこういう風にしていたな」と思うようになりますから、それが分かれば悪いところを出さないようにしたらよいだけなので修正もできるでしょう。 中古本屋さんや図書館などで探すと結構な数の書籍が出ていますのでお勧めです。

実際に何が態度を悪く見せているのかを指摘してもらう

もし自覚がなく、考えてもわからない時は「直したいので、どこが悪いのか教えてほしい」と相手にお願いしてみるのも一つの手です。 相手も、あなたがわざと悪い態度をしているんじゃないと気付いてくれるでしょうし、相手から指摘されることで気付かなかった自分の悪いところを認識することができます。 この時大事なのは、指摘を受けた時に「だって」を使わないようにすることです。 「だってしょうがないじゃん」と思っているうちは治りません。 相手に指摘されたことは素直に聞き入れ、自分で直していくように努力をしましょう。

発言や行動をする前に一呼吸おく

「態度が悪い」と言われる人は、大体においてその時の感情で動く人だと思います。 思った事をぱっと口にしてしまう、とか思ったように動いて余計な事をしてしまう、と言ったことです。 怒られた時、注意された時、何かに気付いたときは、とにかく行動に出す前に一呼吸置きましょう。 一度深呼吸して、「これを言ったらどうなるか？」「相手はどう思うか？」「手を出したら余計な事にならないか？」と自分の中で考えてみましょう。 一呼吸置くことでその後の行動は大きく変わると思いますし、相手からも「慎重に進めている」と感じてもらうことができるようになりますよ。

「挨拶」「お礼」「謝罪」をしっかりとするだけでも印象はよくなる

先ほども言いましたが、人間は言葉で意思を伝える生き物です。 挨拶、お礼、謝罪なども、口にしないと伝わりません。 そして、そういう礼儀はいくら言っても言われても悪い気にはなりませんよね。 幼稚園児でも習うことですが、大人になると面倒になってしまったり、プライドが邪魔したりすることもあるので、一度原点に戻り、素直に「挨拶」「感謝」「謝罪」の大事さを考え直しましょう。 どんなことでもそうですが、言葉に出してコミュニケーションがとれることにより相手からのイメージも回復します。

いかがでしたか？ 態度が悪いと言われてしまったとき、大事なことは ・自分の態度の何が問題なのかを客観的に検証する ・みんなが同じ考え方だと思わない ・思ったことをポンと口や態度に出さない。 ということです。 これを気を付けるだけでだいぶ態度は控えめになるはずです。 誰だって「態度悪いなぁ…」と思われたくはないと思います。 周りと協調性を持って、円満に人間関係を作っていくには、ちょっとした自制も大事な事なんですよね。 「態度が悪い」と言われてしまっても、挽回は可能！ 今からでも遅くありません、早速行動して、「変わったな？」と思われるようにしましょう！