不倫していた妻とは離婚すべき？離婚を考えるポイントと不倫されたときの対処法

こんにちは、MIROR PRESS編集部です。 ”妻の不倫”が密かに、でも確実に増加しつつある現代で、もしもあなたの妻が不倫していたらまっさきに離婚を考えるでしょうか？ 最初は誰でも「自分たちはそんなことはないだろう」―…そう思って他人ごとにしているものです。 でも当事者となってみると「離婚するか、しないか？」迷ってしまい苦しむ男性は多いよう。 そこで今回は、不倫していた妻とはやはり離婚するべきなのか？ その答えをあなたなりに導き出してもらうため、離婚を考えるポイント/不倫されたときの対処方法をご紹介していきます。

そもそも知っておきたい、妻の不倫がなぜ泥沼化や本気となりやすいのか...。 そこには妻が不倫する心理、不倫したあとで本気になるわけが見え、離婚に繋がってしまう原因も隠されています。 一度その実態を冷静に見つめ、離婚するか否か考えていきましょう。

理由1：男性の不倫は身体目的のことも多いが、女性の不倫の多くは気持ちに関係することなため

一概にすべてそうだとは言い切れないですが、主な傾向としては男性=身体の浮気、女性=心の浮気であるということ。 女性が不倫するのには”満たされない心”というのが大部分を占めているようです。 「夫がもう女性として大切にしてくれない...」「愛されていると思えなくて寂しい」「女として私はもう終わりなの...？」といった女性としての不満、不安感から不倫に走ったりします。 そのため、一度不倫をして不倫相手の男性が妻の”女性としての部分”を呼び覚ましたとき、妻は心を次第に持っていかれてしまい、離れることが怖くなり精神的な安らぎを求めるようになるでしょう。 身体だけの不倫であれば断ち切れるかもしれませんが、妻の不倫は心が言うことを聞かないというパターンが多く存在するため、離婚問題に発展しやすく、泥沼化してしまうのではないでしょうか。

理由2：女性の本質上、不倫相手を「より優れた男性」と思ってしまうと離れられないため

女性の本質、本能的な性質でいえば、子供を身ごもることのできる存在であることから「少しでも有能な遺伝子を」とより優れた男性の元へ引き寄せられ、離れられなくなることがあります。 たとえば自分の夫と不倫相手を比べたとき、仕事の有能さ、人間的な器、男性としてのカッコよさ、魅力において夫よりも上だと感じた場合、分かっていながら元の場所へは戻れない心理に陥るでしょう。 夫としては釈然としないもので、気分が悪い話だと思います。 それでも実際に、夫よりも不倫相手がいいと思ってしまった場合、女性は離婚してそちらと一緒になりたい...という願望を持ってしまうものと言えるでしょう。

理由3：妻の不倫であっても、子どもの親権は妻側に渡ることが多いため

泥沼化が避けられない要因...それはズバリお子さんの”親権問題”です。 妻の不倫と考えると、夫としては「不倫するような妻の元で子供を育てるなんて」と信じられない思いがする方もいらっしゃるのではないでしょうか。 それでも、基本的には子どもは母親の元で育つ方がいいとされている現状があります。 特に不倫はしていたけれど子供は愛している、子供は可愛い、育てたい、と主張する女性は非常に多く、事実「不倫した妻には親権は渡らない」という法律もどこにもありません。 そこで起こってくるのが「不倫するような妻に渡せない」という夫と、「それとこれとは関係ない」という妻が親権問題に揺れ、泥沼の長期的な争いに発展するということ。 では父親が親権を持てるケースはないのか？ということが気になりますが、もちろんないわけではありません。 のちほど詳しくご紹介しますので最後までチェックしてくださいね。

妻が不倫をしてしまった場合、要するに「心が不倫相手に向かっている」という観点からドロドロになり、お子さんがいる場合には親権を争うことが多いために揉める危険性が大きいんですね。 そこであなたは、あなたの奥さんと離婚するのかどうか。 離婚する？離婚しない？―…判断のポイントを見ていきましょう！

《1》不倫した妻でも、今でも愛していると思えるかどうか

正直な心に問いかけてみた時、不倫した妻でも愛している、愛情があると思えるでしょうか。 妻に不倫された後にどのような心理になるのかは、その人によって大きく差はありますよね。 例えば不倫することになってしまった原因が自分にもあると感じたり(過去に浮気したことがある、妻に支えてもらった感謝がある、子供にとって素晴らしい母親であるなど)。 ”嫌いにはどうしてもなれない” そう思う場合、離婚を踏みとどまるのは一つの選択肢としてありではないでしょうか。 仮にあなたも奥さんもまだ若く、お子さんもいない場合であればお互いに別々の道を歩むのもいいのかもしれませんが、何年も共に生きてきた相手なら「人間的な情」や「人としての愛情」もあるものではないかと思います。 それが例えば男女ではなく「家族愛」だったとしても、あなたにとって「なくてはならない存在だ」と不倫されてからも想えるのなら、離婚しない選択も悪くないのではないでしょうか？

《2》妻の不倫を心から許すことができるかどうか

”心から許すことができるか”....難しい問題ですね。 もしかしたら、もう大人だ、もう親だ、という理屈から「表面的に許す」ことはできるかもしれません。 でも、この先まだまだ一緒に歩んでいく中で、不倫によって心にできたカタマリのようなものが邪魔をしていつまでもあなたを、お互いを苦しめる可能性も否定できないことです。 例えば許したつもり、過去にしたつもりでも、今後何か夫婦でもめたときや言い争った時、「不倫した妻のくせによく言えるな」と口走らない自信はあるでしょうか。 受け入れる、というのは簡単なことではなく、過去にするということはそのことを一生口に出さない覚悟が必要です。 無理をしても、いつかはボロが出て心が折れたり、夫婦仲はどんどん悪くなるかもしれません。 もしも「心から許すことはできない」と感じるのであればお互いのためにも離婚を決めた方が、何もかもを嫌い拒絶せずに新しい道を歩けるでしょう。

《3》妻が心から反省しており、二度と不倫をしないという姿勢を見せているかどうか

大事なポイント、妻の反省は確かに見られるのかどうか？たった一度きりの過ちだったんだとあなたも見ていて実感できるほどの誠実な姿勢をしているのかどうかです。 ただ涙を見せているだけでは判断が難しいところもあるでしょう。 不倫した女性が本気で反省しているか見分けるポイントは、「離婚したくない」「あなたといたい」とはっきりと言葉に出したかどうかも一つです。 「私もまだ気持ちがわからない...」「どうしたらいいかわからないけど、離婚はしない方がいいのかなあ」など、謝罪が見られず曖昧な言葉を口にしているなら、心はまだ不倫相手にあるでしょう。 あなたの奥さんはどうでしょうか？ これでもかというほど反省してくれていて、もしもはっきりと「離婚しないでください」「本当にごめんなさい」と涙ながらに憔悴して謝っているなら、離婚は思いとどまってあげてもいいのではないでしょうか。

では、続いて不倫していた妻に対してあなたが思う状態、状況別に分けた対処方法をチェックしていきたいところです。 その状況においてこうしておきたいという方法を確認して、感情的にならないよう冷静に対処してみてくださいね。

《不倫しているかも？と感づいた場合》ショックを受けるがいきなり責めたてるのではなく、証拠を探してみる

不倫自体が少し曖昧、または疑惑段階であれば、ひとまず責めずに妻を観察。 不倫の事実があるかどうか、証拠を探し、白か黒か見極めることを優先しましょう。 妻が不倫していることを感づいたのには理由があるはずです。 スマホをいじっていることが多くなった、外出が多くなった、セックスを拒むようになったなど、怪しんでいる状況があるからこそそう思うんですよね。 ただ確かに「不倫している」と分かるまでは、事を荒立てないほうが無難です。 怪しんでいることを告げると、妻は証拠隠滅をしたり、うまく隠し通すかもしれません。 今後を想定して万が一の時に不利にならないよう、冷静に証拠を探してみましょう。

《あまり事を荒立てたくはない場合》一夜の不倫でもう会っていない、あまり事態を大きくしたくないなどのときはあえて気づかないふりをする

あなたのなかで妻の不倫を大ごとにしたくないという意思が強い場合は、一夜の不倫が確かにあってもあえて気づかないふりをすることも一つの手段です。 女性は不倫をしたとき、実は心のどこかで「悪いことをしている」という葛藤をしていることがほとんどです。 もしもあなたの奥さんが本当に一度きりで相手との関係を断っていたのなら、激しく後悔し自分で自分を追い詰めていることも考えられます。 その罪悪感から、問い詰められると感情が爆発し、大ごとに発展する可能性が高まるでしょう。 あえて知っていても言わないあなたを知っても知らずとも、一度関係したあとズルズルと続いていないのであれば、奥さんの心はまだ家庭にあるということの証拠です。

《離婚は考えていない場合》あくまで冷静に証拠を見せて事実を聞き、もう不倫をしないよう一筆書かせる

妻の不倫を知っても離婚は考えていないのなら、とにかく冷静さを貫いて対応しましょう。 集めた証拠を見せて最初から最後まで話を聞き、そのうえで不倫をしないように誓約書を書かせるといいですね。 口約束で済ませるよりも、次に不倫したときのペナルティを実感させる意味では一筆書かせることで責任感を強く感じてもらえるはずです。

《離婚を考えている場合》不倫の証拠を用意し、慰謝料を請求して離婚する

不倫した妻とはやっていけない、離婚したいと考えている場合は、繰り返すようですが証拠を徹底的にできる範囲で集めておき、慰謝料を請求して離婚するといいでしょう。 慰謝料を請求することは、妻が今後同じ過ちを繰り返さないためにも、ことの大きさを実感させるためにも重要なことです。 慰謝料請求には、示談の方法と訴訟を起こす方法がありますが、慰謝料の額が妻の不倫の内容によって変わってくることも考えて専門家への相談をおすすめします。 またお子さんがいる場合には、親権の問題も関わってきますので弁護士の協力を求めたほうがスムーズにいく場合も多いですので、じっくり考えてみてください。

先述した「妻が不倫した場合の親権問題」について、残念ながら不倫したとしても妻に親権が持っていかれるケースが多いなかでも例外があります。 あなたの妻が不倫とプラスして次のケースに当てはまる場合、諦める必要はありません。 是非参考に確認してみて下さい！

ケース1：育児放棄・虐待など妻の子育てに致命的な問題がある場合

育児放棄、虐待は不倫に関係なく親権をもらえる大きな理由となります。 例えば食事をまともに作らない(子供にたいして)、子供を放置して夜に遊び歩いている、明らかな虐待をしている、手をあげて子供が怯えている...母親として致命的な問題があれば親権は取れる確率が高いです。 ただそのことに対する証拠が必要になってきますので、実際に子供を怒鳴りつけているところを証拠におさめる、誰かと遊びに行く約束をしているLINEをスクショしておく、母親がいない状況であなたがお世話をしていることがわかる状態をSNSにあげておく(時間帯が記録されるため)など、準備を徹底しておきたいですね。

ケース2：父親が専業主夫として家事をし、子供の面倒を見ている場合

親権を争う時、重要なのは実は「収入」だけではありません。 お子さんと触れ合っている時間、一緒に過ごしている中身、お子さんをきちんとお世話していて子供にとって一緒にいて安心のできる環境を作っていることを考慮して考えられます。 もしもあなたが専業主夫であり家事育児をマスターしていて、お子さんとの密な時間を毎日過ごしているのであれば、「父親といることで子供の精神的な安心が保たれる」と判断されるケースが存在します。 収入は養育費でも補えると考えられることが多いので、いわゆる実質的な「母親」としてあなたが立派に子育てをこなしているのなら、親権は奪われずに済むこともあるでしょう。

ケース3：子ども（15歳以上）に父親側についていきたいという意思がある場合

最後に子供本人の意思が確認できる場合、これはほぼ確実に親権をもらえるケースです。 どうしても法的に15歳未満では本人の意思確認が確実ではないと判断されることがあるため、難しいこともあるのですが、お子さんが15歳以上であり、「父親についていきたい」と申し出ている場合は本人の意思が尊重されるでしょう。 そのため、もしお子さんが15歳以上であれば、親権のためにはある程度事実を話すことも必要かもしれません。 あまりお子さんの心を傷つけるようで大声では言えないですが、お子さんの幸せや環境を考えても本人の気持ちを確認することが大切です。

いかがでしたでしょうか。 ・妻の不倫では本気になりやすく長期化する可能性がある ・一度きりの不倫なら目をつぶるのもいいが、その後も続く可能性を考えて一筆書かせること ・あなたが心から妻を許し、愛しているのなら離婚しない選択肢もあり ・離婚したい場合は専門家に依頼を！慰謝料請求はきっちりしてもいいでしょう ・親権は不倫しても妻が持っていく可能性があるが、妻に問題がある時は諦める必要なし ・証拠あつめも含め、全体を通して冷静に向き合うことで後悔しない判断をしましょう 不倫した妻と離婚するか？しないか？ あとはあなたの気持ちとじっくり向き合って決めていってくださいね、応援しています。 (ライター/morita.hkmm)