冷たい人の特徴とそう思われてしまう３つの瞬間。冷たい人を抜け出す方法

冷たい人が実際に何か、一つの決まった解答が無い事も事実です。人によって何を冷たいと感じるかも違いますし、そもそも見た目には冷たくても中身では暖かい人という場合もあります。 一般には冷徹でロボットのような、つまりは感情の無い人といったイメージをしていただければ分かりやすいと思います。

ではまずはあなたが本当に冷たい人なのか。もしくはあなたの周りの誰かが冷たい人なのかを確認するべく簡単にできる診断表を見ていきましょう。 これから紹介する6つの質問にイエスかノーで答えてください。 ・人のために行動しようと思わない ・困っている人がいても助けようと思わない ・人は人。自分は自分だと思っている ・一人でいる方がらく ・感情を抑えられなくなる事がある ・もしくは感情を表す事がほとんどない いかがでしたか？3つ以上当てはまるようであれば冷たい人である可能性が高いですよ。

それではさらに詳しく冷たい人の特徴を見ていきましょう。先ほど紹介した6つの要素にもまだまだ特徴はあります。当てはまるものが無いか確認してみてくださいね。

なかなか笑わない

なかなか笑わない人は冷たい印象がありますよね。 笑顔は人を温かい気持ちにさせて自然と人を集める効果がありますが、その逆ですから当然温かい気持ちにはなりません。 笑わないせいでそもそも感情があまりなかったり、とっつきにくいと言った印象を与えてしまいます。感情が無い。笑わない＝冷たい人と考えている人が多いのも事実です。 「笑って許して」という言葉がありますが、人は「笑う」ということに許される、受け入れられるという印象を持っています。だから真逆の「笑わない」には厳しさや壁を感じてしまうようです。

自分がよければ他はどうでもいい

あなたがいつも自分のことばかり考えてしまっているなら、周りからは冷たい人だと思われている可能性が高いです。 自分を中心に考えていて、自分さえよければ他人はどうでもいい。だから相手の気持ちを考えることもないんですよね。 冷たい人の特徴を考える時は温かい人の特徴を考えるのも良いですね。心の温かい人はとにかく他人本位で動ける人が多くて、他人のことでも自分のことのように感じて動ける人が多いですよね。 自分のことばかりしか考えられない余裕のない人はやはり、冷たい人と言っていいでしょう。

損得感情で行動している

本来、友達など身近な人間関係上においては利害関係があるのはおかしなことです。冷たい人の特徴として、友人や職場の人間関係に利害関係を求める間違った人間関係を築いている人がいます。 自分にとって得な事があるからその人と関わるし行動をする。ただ自分にとって得が無いだけではなく損な事ばかりというのであればどんなに頼まれても行動しません。 こういう人は職場でも自分に得があると感じたことにしか率先して動くことはないでしょう。皆が残業していても自分には特に関係ないから、とさっさと帰宅してしまうタイプですね。職場では敬遠されることでしょう。 特に職場ではたとえ自分とは関係なくても、手伝えることはないかと声をかけるようにしておいた方がいいですよね。そうしておけば、今度自分が追い込まれた時に必ず手助けしてくれるはずです。 職場や身近なところではそういった利害抜きに助け合えるような人間関係を築いておいた方がいいかも。

平気で他人を傷つけられる

平気で人を傷つけられる人は当然、冷たい人です。 傷つけるとは言っても暴力を振るうということではなく、精神的な話。平気で他人が傷つくような事を言ったり、したり。相手の事を考えないからこそ、そんな冷酷は振る舞いができるんですね。 言葉の暴力は血が流れる訳でも顔が腫れる訳でもありませんから、ある意味簡単にできてしまいますが、少しでも相手の立場に立ったり、気遣うことができる人であればそんな事をしようと思わないはずです。 感情のままに、自分本位に考えてばかりいれば相手がどれほど自分の言葉によって傷付いているかということに気付くことができないでしょう。 平気で暴言を吐くことができる人は自分が言われてどう思うのか、という事を常に考えて口に出すようにするべきですね。

他人に共感しようとしない

良好な人間関係は共感で成り立っている部分が大きいですよね。その共感が持てていないのも冷たい人の特徴です。 冷たい人を一言で言ってしまえば他人に関心が無いんです。だからこそ他人に共感しようとも思わなければ相手が傷つくかもしれないと遠慮をする事もしないんです。 興味のある人に対してはきっと誰でも相手を理解したい、何かをしてあげたいという気持ちが生まれるはずです。 あなたがもし冷たい人と言われていて少しでもそれが気になっているのなら、もう少し他人に目を向けて興味を持ってみるべきです。相手が何を考えていて、何を求めているのかを観察して考えてみましょう。そしてそれを自分の気持ちに置き換えてみれば共感する気持ちも自然と生まれてくるはずです。

言い方がきつい

冷たい人は用件のみを簡潔に事務的に伝える人が多く、言い方がきついと感じることが多いようです。 要件を完結に伝えたいのか、何も考えていないのか。その真意はわかりませんが、言い方がきつい事も特徴の一つ。だから悲しんでいる人に向かって平気できつい事を言ったり... 。 「別にキツく言ったつもりはない」と本人は言うかもしれません。そもそも相手がどう取るかということまでは考えていないのでしょう。 冷静に聞ける状態であれば無駄がなくそれが良い時もあるかもしれませんが、ほとんどの場合は人間が感情を持つ動物である以上、そのロボットのような物言いは冷たく、キツく感じますよね。 もう少し相手がどう感じるかということを意識して言葉にできれば良いですね！

人に興味がない

冷たい人はそもそも人に興味がないのが特徴です。 興味がないものに優しくしたり、歩み寄ったりする必要はありませんから自然と冷たくなるのでしょう。 他人の痛みにも喜びにも共感はしない。だからどんな事があっても感情を変える事なく一人でからにこもっている、そんな空気があるんです。そもそも他人と自分の住む世界は全く別の空間とすら思っている節があります。 他人に興味がなければ共感できない、共感できなければ交わり合えることもない。社会とはそういうものですから、他人に興味を持てないのなら自分もその社会中の一人、同じ空間で生きている一人なのだと理解することから始めるとよいでしょう。

特徴が分かったところで、今度は原因について考えてみましょう。 冷たい人になってしまう一番の原因として考えられるのは、他人に共感する事ができない。これにつきます。サイコパスとまでは言いませんが、同じような気質はあると言えるかもしれません。共感したくてもできない、しようとも思わないだから冷たい印象を与えてしまうんですね。 他人と共感するためにはまずは他人に興味を持つことです。興味のあることなら知りたい、向き合いたいと思うはず。 他人の動きに目を向けて、観察することから始めることをお勧めします。そうしている内に興味が湧いてくることもあるかもしれませんよ。 周りに冷たい人がいる、という人は本人すらも制御不能な部分で他人と共感できない部分を持っている場合があるということを理解してあげましょう。そして敬遠せず、本人が乗り気でなかったとしても輪の中に引き込んであげましょう。人と接する機会を増やしていくことで、共感について学ぶ良い機会にもなるはずです。

では実際にはどのような時に冷たい人だと思われてしまうのか、具体的な瞬間を見ていきましょう。

相談をしても共感してくれない時

人は自分の気持ちをわかってもらえたと感じると安心し、満たされて、気持ちをわかってくれた相手に対して温かさを感じるものです。 特に女性は相談をする＝解決策を提示してほしいわけでは無いんです、相談＝共感、もし仮に共感を求めていないとしても共感を示してくれないとなんとなく冷たい人という印象を与えてしまいます。 「わかる」という一言が欲しくて誰かに相談する人は沢山います。他人を頼り、他力本願目的に相談する人よりも、単に心の拠り所として共感してもらいたいという気持ちで相談する人が断然多いでしょう。 それなのにその欲求が満たされないと「なんだ…」とガッカリして、私の気持ちをわかってくれない冷たい人だなと相手を評価してしまいます。 男性は親切心で「じゃあ、こうすれば？」とか「君がこうすれば良かったんじゃないの？」 と解決策の一つとして相談してきた女性の行動を正すような意見を言うことがありますよね。 それはまだまだ先に置いておきましょう。まずは何よりも共感。自分の考えとは違うなと思ってもひとまず「そうだよねぇ」と共感を示しておきましょう。

話していて壁を感じる時

冷たい人になってしまう1番の原因だった「他人に共感できない」ですが、相手の気持ちを感じ取るだけではなく、相手に感じてもらうことも大切です。 冷たい人は誰にも心を開いていないんだろうな、もちろん他人が開いている心を受け止めようとする事もない位ですからね。 冷たい人の殆どは壁を作り、殻に閉じこもる傾向にあります。ですから「何を考えてるかわからない」と言われることが多いのではないでしょうか？ 何を考えているかわからない人でいる限り、冷たい人というイメージは拭い去れないでしょう。

自分に関係無い事には一切首を突っ込まない

他人に興味を持たないということは他人の生活や行動にも興味がないということですよね。 他人に興味がなく、壁を作り、人は人、自分は自分という考えが伝わるのはまさに冷たい人の特徴です。そのため同僚の結婚を祝っているような話をしている時でさえ、一人つまらなさそうにして話を聞かない。そんな態度に冷たさを感じる事が多いそうです。 みんなを楽しませたい、テンションを上げたいと思って話している相手は残念に思うでしょうし、場の雰囲気を乱しかねませんね。当然、盛り上がってくれない人を周囲は協調性の無い冷たい人だと感じますよね。

もしあなたが本当に冷たい人だとしても、本当は冷たく無いのにコミュニケーションをとるのが下手なだけであったり、シャイなために冷たい人だと思われてしまっているのだとしても。その冷たい人キャラから抜け出す方法はあります。という事で冷たい人から抜け出すための効果的な方法を見ていきましょう。

共感している事をアピール

何度も先述してきたことを思い出して下さい。　 冷たい人になってしまう一番の問題点は共感できない事。そのため共感している事を理解してもらえれば自然と冷たい人だという印象はなくなります。 相談されたら話をよく聞いて、まずは相槌を打つこと。これだけでもずいぶん印象が変わりますよ。 こうして振りでも共感していることをアピールしていく事を繰り返していくうちに、いつの間にかいつでも共感を示すことができる様になりますよ。

大切な人を一人作る

そもそも他人に興味を持てない事が共感できない理由でもあります。例えば、好きな人のことならなんでも知りたくなる様に、大切な人を1人でも作ることで大きな変化が起こる可能性があります。 中には冷たい人＝他者を愛せない、大切な人がいないという認識をしている人もいますが、大切な人がいる事で自然と人の気持ちに寄り添ったり、優しさを見せる事ができるようになります。 まずは大切な人を作ることから始めましょう。 １つ注意しておきたいのは大切な人を見つけた時、自分本意に動いて相手を傷付けないように注意して。冷たい人はつい相手の気持ちを置き去りにしてしまいがちですから、大切にしたいという気持ちを1番に忘れずに行動して下さいね。

他人に貢献する気持ちでいる

冷たい人の特徴として損得勘定してしまうという特徴がありましたよね。そこを改善する事を考えてみましょう。 無償の愛を注げとまでは言いませんが、イメージとしては似たようなものです。人に貢献する事を覚えれば、他人の痛みや感情、また損得勘定抜きで行動しようと思えるようになります。 損得勘定抜きとは言いましたが、人に貢献すればいい印象がつくわけで、自分のイメージアップをはかれるという点ではむしろ得する行為とも言えますよね。 …とは言いましたが、あまりイメージアップにこだわってそれがゲーム感覚にならない様に気をつけて下さい。イメージアップのために貢献するのではなく、冷たい人から抜け出すために思いやりの心を持つ訓練をするのが目的です。 人に貢献する気持ちを湧き立たせるのには感謝の気持ちを持つ事が1番。どんなに些細な事でも感謝の気持ちをもって、自分もそれに応えよう、返そう、という気持ちになって下さいね。

ここまでは見た目にしてもわかるような冷たい人の特徴を見てきましたが、実際には誰にでも優しくて明るくて人気もあってコミュニケーション能力も高い。そんな人が1番冷たい事だってあるんです。 本当は冷たいからこそ距離をおくために、明るく振舞ってみせたりするんです。 つまりは一概に誰が冷たいとは言い切れないんです。今あなたも見せている表情が偽りなのか、何かを隠すためなのか。それは本人もわからないのかもしれません。

冷たいと言われる人は ・他人に共感できない ・他人に興味がない ・損得勘定でしか人間関係を作れない こんな特徴を持っていましたね。 改めて見ると、人付き合いが苦手な内気な人とも取れます。もしかしたら単に接し方がわからないだけなのかも。コミュ力が高くて誰に対しても明るく振る舞える見かけはそう見えない冷たい人も、接し方がわからないから誰に対しても同じ態度でしか対応できないだけかもしれませんね。 もしそうだったら、身近に冷たい人がいるならそう捉えてこちらから引っ張っていく様な付き合い方をすると上手くいくかもしれませんね。 もし自分自身が冷たい人だと言われているなら、難しく考えないで人と接してみるといいかも。あまり人と連むのは興味ないし苦手、と避けているかもしれませんが恋愛でも仕事でも必ず人との付き合いは避けられませんから、どうせなら誰からも愛される温かい人でいた方が得だと思いませんか？