元彼が嫌がらせをする心理と絶対に嫌がらせを止めさせる方法

別れた元彼が嫌がらせをしてくる！ もう終わったことなのに、そんなことを執拗にされては困ってしまいますよね。 元彼からの嫌がらせは時に危険が及ぶこともあります。 『なぜあの人は嫌がらせをしてくるの？』 『どうしたらやめてくれるの？』 今回はその理由と対処法をお伝えします。

元彼からの嫌がらせを受けているあなた。 「なぜこんな目に遭わなければいけないの…」と悩んでいると、神経もすり減って疲れてしまいますよね。 そんな日々と少しでも早く決別できるように！ まずは嫌がらせをする心理を5つご紹介します。

未練があり、復縁を望んでいるが相手にしてもらえないので嫌がらせをしている

元彼は一方的にあなたに未練があり、復縁を願っている場合があります。 あなたはもう別れていると答えを出しているけど、相手のほうはまだあなたを想い続けている場合ですね。 恐らく相手は「こんなに想っているのになぜ伝わらないんだ！」と、こちらからすると理解できない怒りに満ちているのでしょう。 その根本はそもそも「別れる理由に納得いっていない」「復縁が出来ない理由を受け止められていない」のです。 少し一方的に別れてしまったなどあなたに思い当たるところがある場合は、いくつか条件をつけて、話合うこともで相手の気持ちも落ち着く場合があります。

気持ちを上手く伝えられず、あなたの関心を引きたいから

あなたのことを「今でも好きだ」という気持ちを上手に伝えられない人もいます。 子供のころ、好きな子にちょっかいを出したり、いじめたりしている「素直になれない子」いませんでしたか？ このタイプの男性は素直に言えず苦しい部分もあるのでしょう。 落ち着いて自分の気持ちを伝えることができると、区切りをつけられる人もいます。 あなたが話し合おうとしているのに本心をさらけ出さない場合は、それ以上相手にすることもないですが、そうでない場合は耳を傾けるのも良いかもしれませんね。

あなたに怒りや恨みがあるので不幸にしたい

別れ際が原因で、怒ったり恨んだりしていることもあります。 「あなたを不幸にすることが目的」なので、話し合いも物理的に距離を置くことも通じないことが多いです。 復讐心を餌にし、あなたが幸せになることは「絶対に許さない」という感情のままに動いているので、理性が効かない危険な状態だとも言えます。 一刻も早く、最寄りの警察や弁護士に力になってもらうのが得策かもしれません。

自分に振り向いてくれないあなたを許せないから

未練を持っている人に似ていますが「なぜ自分に振り向かないんだ」という怒りで嫌がらせをしてくる人もいます。 最早「復縁したいから」という段階を通り超えて「自分に目が向かなくなったこと」に駄々をこねているのです。 相手に興味を持ってくれる女性が現れると収まるケースが考えられますが、それまで待っていられませんよね。 しかしこのタイプは見方を変えれば「プライドが高い」のです。 嫌がらせをしていても、他人にまでわかるような嫌がらせは控えるのではないでしょうか。 なので、可能であれば彼と共通の知人に相談するのも一つの方法です。

元彼が幸せでないために、幸せそうなあなたを許せない

自分が幸せじゃないのに、あなたは幸せになっているのが面白くない！という筋違いな怒りをぶつけてくる人もいます。 「相手の幸せの邪魔をしたい・壊したい」と嫌がらせをしてくるのです。 中には忘れようと苦しんでいるのに、あなたの幸せそうな状況を見た・聞いたから「むかつく」という人がいます。 可能な限り相手に自分の生活が見られないようにしたほうが良いでしょう。 相手は目にする限り、目の敵にしてきます。 少々手間ですが、SNSを非公開にしたり、近況をむやみやたらに話さないなど、相手が目にすることがないようにするのが解決への近道です。 相手への思いやりという意味でするのではなく、自分のために守れるものは守りたいですね。

次は、嫌がらせへの対処法をお伝えします。 嫌がらせをしてくる心理のところでも簡単に触れているのもありますが、具合的にどう対処するのが良いのかをご紹介していきますね。 ご自分と元彼の行動に合った対処法を行ってみてください。

対応も変わってくるので、まず元彼が嫌がらせをする本当の理由を見つけ出す

嫌がらせの理由によって、出来る対応が大きく変わってきます。 なぜ嫌がらせをしてくるのか、少し考えてみてください。 もし別れ方が一方過ぎるなど思い当たる部分がある場合、「相手も傷ついている」のです。 傷ついたことによって行動がエスカレートしているため、その部分を少し楽にしてあげることも一つの方法です。 ただ、あなたのその対応が元彼にとって「勘違い」を引き起こす場合もあるので、情に流されず、しっかりと線引きをして対処しましょう。

未練があっての嫌がらせの場合はきちんと話をすることが効果的

未練がある場合は、相手が納得するように話すのが効果的です。 話し合うと言ってもお互いヒートアップするのではなく、相手の言い分を聞くだけでも構いません。 相手はまだあなたに「伝えきれていない」気持ちを持っています。 それをどうにか伝えようとして嫌がらせに走ったと考えられます。 また、別れる際の理由に納得が出来ていない場合もあります。 なぜ別れることになったのか、相手の伝えたいことは何かを冷静に話し合う・耳を傾けることで、相手の気持ちも収まっていくでしょう。 ただし、会って話をするときには密室で二人きりは避けてくださいね。 必ず人目があるところを選びましょう。

復讐心などマイナスな感情による嫌がらせの場合は周りの協力が欠かせない

復讐心・嫉妬心といったマイナスな感情がゆえの行動は、話し合うだけでは解決できません。 「理性が働いていない状況」なので、話し合いにもなりませんし嫌がらせの内容も陰湿・悪質です。 こういった場合はご自分だけで解決しようとするのではなく、友人や家族の協力、場合によっては法的な力も借りざるを得ません。 相手と共通の知人はいますか？ その中で慎重に動いてくれる頼れそうな人はいますか？ もしいるのであればその方に現在の状況を相談すると良いでしょう。 ただし、口の軽い方や彼の味方についてしまいそうな方には話さず、あなたが信頼できる方を頼りましょう。

できる限り嫌がらせの証拠を集め、警察に相談する

できるだけ嫌がらせの証拠を集めたうえで警察に相談するのも有効です。 証拠が何もない状況で相談に訪れても、なかなか重要視してくれないのです。 中にはあなたも悪いなど心無いことを言われてしまった方もいます。 ちょっとしたことでも、嫌がらせを受けた場合はすべて証拠に残してください。 ・ネット上での嫌がらせならば、スクリーンショットを撮ったうえでURLを控えておく ・手紙や物での嫌がらせならば、現物を保管する ・持ち運びのできないもの、すぐに消えてしまいそうなものの場合は、写真を撮っておく その際発見した日にちと時間、場所を必ずメモに残しましょう。 電話など音声が残せる場合は必ず録音してくださいね。 また、物理的ではなく後をつけてくる場合は、周りの人に協力してもらってください。 それが難しい場合は、人通りの多いところを選んで通ったり、タクシーやバスなどを利用するようにしましょう。 とにかく一人になることを控えてください。 万が一つけられたと気づいた場合も日時・場所を可能な限り明確に残してくださいね。 証拠があればあるほど、警察に相談したときにスムーズに話が進みやすいです。 警察に相談したと分かれば、元彼はもっとヒートアップするかもしれません。 一人にならないなど、十分に身の回りに気をつけましょう。

それでも動いてくれない場合には弁護士を雇い、間に入って注意勧告してもらう

証拠をもって警察に行っても、すぐに動いてくれないこともあります。 しかし何かあってからでは遅いですし、警察よりも弁護士のほうが迅速に動いてくれるのです。 また、警察へ同行してくれることもあるので、そうなると警察も動かざるを得ません。 弁護士は相手にこれ以上あなたへ接近しないよう注意勧告をし、それでも効かない場合は法的手続きに入ってくれます。 弁護士に相談するとなると金銭面で心配になるでしょうが、最初の相談は無料で行ってくれるところもあり、実際に着手すると料金が掛かってきます。 分割で応じてくれるところや、費用の相談を受け付けているところもありますので、まずは問い合わせてみることをお勧めします。 弁護士にも相性がありますので、「この人なら」と任せられる人をじっくりと選びましょう。

もしもあなたが、嫌がらせをしてくる元彼と話し合うことを決めたのなら、その際の注意点をまとめました。 参考にしてみてくださいね。

元彼の家やあなたの家など人目のないところに行かない

元彼やあなたの家など、人目のないような、密室には行かないようにしましょう。 相手は元恋人ですが「逆上して嫌がらせをしてきている」相手でもあります。 落ち着きを取り戻したかのように見えても、どこで「暴力的なスイッチ」が入るかわかりません。 その時に密室だと、あなたの逃げ場所はどこにもありません。 密室に入ってしまった場合、 ・性的な暴力に及びやすい ・人の目がないので命の危険があっても知らせることができない ・暴行を受けても証拠が立証しにくい ということがあるので、くれぐれも気を付けてくださいね。

元彼に会うことを必ず誰かに伝えておく

どこで会うにしても、元彼と会うということは誰かに必ず話しておきましょう。 「何かされるかもしれない」という危機感は必要です。 会う場所、時間を報告しておくだけで万が一何かあった時に周囲の人は迅速に動けます。 誰にも何も告げなかった場合、 ・あなたに身の危険が起こっても助けるのに時間が掛かってしまう ・何かあった時に元彼といた証言がないため立証しにくくなることがある 以上のことが考えられます。 もし可能であればですが、会う場所がお店など待機しやすい場所ならば、誰かに近くにいてもらうことも良いですね。

会話の内容を録音、録画しておくのがあとで役に立つこともある

会話の内容を録音、出来れば録画しておくと役立つことがあります。 相手の許可を取れそうな場合は、録音・録画することを伝えましょう。 相手にとっても「録音されているので自分に不利な行動はできない」と自制心を働かせる材料になり、冷静に安全に話が進みやすいでしょう。 また、音声や動画は非常に役立つ証拠になります。 録音・録画しなかった場合、 ・今後、嫌がらせをしない約束をさせても、証拠が残らず同じことを繰り返される可能性がある ・暴言や暴行を受けてそれも被害として訴えようとしても、言った言わない・されたしてないの水掛け論になってしまう　 ということが考えられます。 自分を守るため、確実な証拠を残しておきましょう。

いかがでしたか？ 元彼が嫌がらせをしてくる心理とその対処についてご紹介しました。 冷静に話合って解決が一番ですが、相手が嫌がらせという行為をしてきている以上、難しいことがほとんどです。 証拠を残しておくことと、身の安全を守ることを頭において対処してみてくださいね。