結婚生活がうまくいかない理由って？うまくいく夫婦との違いと対処法

うまくいかない…！まだ結婚してから長年経っているわけでもないのに、新婚なのに。 結婚生活や夫婦の関係がうまくいかないと、すべての事にそれが影響してしまうんですよね。 まして熟年な夫婦でもないのに結婚生活がうまくいかないってなんで…？と思う方も多いのではないでしょうか。 そこで、どうして結婚生活がうまくいかないの？ うまくいっている夫婦ってどうやって結婚生活を送っているの？という疑問を解決しましょう。 知りたいポイントを押さえつつ、結婚生活を変えていくための対処方法をご紹介します！

まずは、大好きな彼との望んでした結婚生活がうまくいかない理由を見つけてみましょう。 4つの原因を見ながら、心の中を整理していきます。

何十年も生きてきた環境が違う他人なのでうまくいかないのは当たり前

何十年も生きてきた環境が違う他人なのでうまくいかないのは当たり前、だということ。 根本的なところに序盤から向かいますが、結婚生活と恋愛の期間、ここは別問題ともいえるかもしれません。 生まれた所、育ってきた環境、習慣、家庭……そのすべてがあなたと彼は違うのです。 「そんなことはわかってるよ…」と思うようなことですよね。 でも、その違いに対して、「夫婦なのに環境のせいにして分かり合えないなんておかしい」と決めつけてしまっていませんか？ 問題はうまくいかないことではなくて、「うまくいかないこと自体を否定的にしてしまっていること」ということなんですね。 「うまくいかないから夫婦としてだめなんだ」と思うのではなく、「うまくいかない部分こそがあなたと彼が夫婦になった意味」でもあると考えてみるといいでしょう。 当たり前だから、他人なんだからで片づけられないのが人の気持ちですよね。 ただうまくいかないと感じるのは当たり前で、その違いを許し合って受け入れ合って、同じ時間を共に生きていく事をお互いに選んだのが結婚。 嫌なところは無視しちゃえばいいや…ということができないのが恋愛と結婚の大きな差です。 生きてきた環境が違えば相手はあなたにはない部分をたくさん持っているでしょう。 そしてあなたも、彼にはないものをたくさん持っている。 それこそ、食事の仕方や些細な味の好み、お風呂に入るタイミング、返事の間さえも違うもの。 うまくいかないと思う事が多いという事は、それだけお互いに吸収できるものが多いということです。

お互いをよく知らないので、ぶつかり合うことで相手を理解しようとしているから

お互いをよく知らないので、ぶつかり合うことで相手を理解しようとしているから。 付き合って結婚したのに「お互いをよく知らない」なんて、そんなことはないはず…！と思うでしょう。 確かにそうですよね。 恋愛目線で見れば、彼の事をあなた以上に知っている人なんていないかもしれない。 でも結婚生活で言う「知っている」というものは、そのもう一歩先、もっと生々しい人間味の事です。 これは意識して出てくることだけじゃないんですね。 結婚生活を共にしていく中でしか出てこない、お互いに無意識に出している本来の自分。 それをじわじわと目の当たりにして、相手は気づいていなくても気になってくるのが結婚生活なんですよね。 そして、ついついそこを指摘したり、否定感を持ってぶつかっていってしまうことで起きるのが喧嘩やすれ違いというもの。 「なんでそうなるの？」「そういう言い方になるの？」など、ぶつかり合うことでしか相手を理解する方法が分からなくなってしまうこともたくさんあります。 ぶつかり合うという事は、本当はお互いの持つ正しさをただ主張し合っているということです。 本当の理解のし合いというのは、正しさを捨ててありのままの相手を見つめることではないでしょうか。

短期であったり感情的になりやすく衝突が多くなってしまう

短気であったり感情的になりやすく衝突が多くなってしまう…。 今度は、内面的な部分や性格的な部分での衝突で、だんだん結婚生活がうまくいかないと思うようになってしまう場合です。 そもそも短気で、相手の話をじっくりと聞いてあげる前に感情が高ぶりやすい性格であると、距離が密な結婚生活においてはちょっぴりマイナスかもしれません。 衝突する前の状態から、またその前の状態から意識を変えてみる必要がありそうです。 短気なのは仕方なくても、どういうことが起きると自分は短気なところがでてしまうのか？ そこをもう一度、よく考えてみるといいでしょう。 例えば、どうしても理解できないことがあるとすぐに答えを求めてしまったり、はっきりさせないと気が済まないと思うと、相手が煮え切った答えを返すまで待つことができないんですね。 そうした苛立ちが感情を高ぶらせてしまい、穏やかに話し合いが進まないことや相手が話し合いを避けしまうことで、結果的には夫婦の間で衝突ばかり起きてしまう…。 結婚生活において、夫婦のどちらかが短気や感情的な場合にはうまくいかないと感じることは多いでしょう。

結婚生活に理想を抱きすぎ！うまくいかないことに焦りを感じて悪循環が生まれている

結婚生活に理想を抱きすぎ！うまくいかないことに焦りを感じて悪循環が生まれている。 こうした「夫婦がうまくいっていない」「結婚生活がうまくいかない」と思うことが増えてくることで、自分が描いていた理想像と現実のギャップにぶち当たっていくんですよね。 それに焦りを感じる→冷静に話し合えない→また衝突してしまう、という負のループにハマってしまっていると、そこから抜け出そうとするほどに心が不安定になるものです。 そもそも結婚生活にどんな理想を描いていましたか？ いつも笑顔で仕事から帰ってくる旦那さんを迎えて、仲良く食事をして一緒に眠る……。 結婚前はそう思っていても、彼が疲れ切ってかまってくれない日もあれば、一生懸命に夕食の買い出しに行ったのに急な飲み会が決まる日もあれば、ソファで爆睡なんて日もある。 もっと優しくしてほしい、恋人同士だった時のままで私を扱って欲しい、ずっと結婚生活を続けていていつか旦那さんが冷めたらどうしよう。 そんな気持ちになり始めたら、悪循環のままで焦りや不安が強くなっていて「うまくいかない」と思うばかりになることもあります。

結婚生活がうまくいかないと思ってしまう理由、見つかりましたか？ シンプルなようでややこしい、わかっているけれど実際には乗り越えるのって難しいですよね。 そこで気になるのが結婚生活がうまくいっている夫婦のこと…！ 結婚生活がうまくいかない夫婦とは何が違うのか？そこを見ていきましょう！

一緒に生活をする上で本当の相手のことをどのくらい知っているのか

一緒に生活をする上で本当の相手のことをどのくらい知っているのかという部分です。 結婚生活をうまくいかせようと思うと、まずは相手の「本当の姿」「素の状態」をどれだけ見ていて、そして知っているかどうかで大きく変わってきます。 というのは、常に一緒に生活している相手が自分の事を知ってくれていて、今欲しいものや今したいこと、心地よいタイミング、甘えたい瞬間を理解してくれているほど、どれだけ近い関係になっても居心地がいいものなんですね。 人によってそれには個性があり、簡単に言えば何かしたい時に話しかけないでほしい人もいれば、忙しい時ほど甘えたくなる人もいますよね。 正直冬に毎日お風呂に入らなくても構わないと思う人もいれば、パートナーにはいつもきれいでいて欲しい…とそこだけは譲れない人もいる。 そんな、結婚生活だからこそ見えてくる本当の相手のことを知っていて、可能な限りお互いがそれを何も言わなくてもわかって認めてあげられる夫婦は、自然体でいられて家庭で気を張ることがないのです。 結婚するまでは見えなかった相手の本当の姿にすぐさま嫌悪感を抱いたり、自分が嫌だと思った時に相手を変えようと言葉で指摘しあう夫婦は、帰っても気持ちが休まらないのです。 「なにか言われそうだから、こうしておこう」と本当の姿を隠してしまい、どちらかに不満がたまると、どうしても片方が合わせている状態になるからうまくいかないんですよね。

お互いを理解しようとする姿勢があるのかどうか

お互いを理解しようとする姿勢があるのかどうか？ 先ほども少し触れましたが、違いや求めていることなど、お互いがお互いを理解する姿勢があるかどうかなんですね。 結婚生活でも夫婦でも、大事なのはバランスです。 天秤にのせると、ほとんど傾かないようないいバランスをどれだけ築けるかは、理解しようとする姿勢があるのかないのかが深く関わってくるでしょう。 仲の良い夫婦って、「あの人のこういうところ本当はいやだけどね…でもそっとしてる、私もだめなところはあるから！」「本当になんであんなことするんだろう？面白い人でしょう？」なんて笑いながら話している奥さんを見かけたりしませんか？ どちらも自分とやり方や感じ方は違っても、相手を否定なんてしていないですよね。 夫婦の間で、受け入れ合っているからこそ出てくる言葉ではないでしょうか？ 逆にうまくいかない夫婦の奥さんは「うちの旦那、理解できない！むかつく！」と怒っていたりしますよね。 そんな奥さんだって、旦那さんに理解しようとしてもらえていないからなんです。

ただ異を排除しようとするのではなく、折り合いをつけるポイントを持てているのかどうか

ただ異を排除しようとするのではなく、折り合いをつけるポイントを持てているのかどうか？ うまくいく夫婦の大きな特徴は、異なった部分はわかっていつつも、意見を出し合ったりお互いをわかった上で”妥協点”を見つけて一緒に暮らしていること。 ・奥さんは料理が苦手だけど、旦那さんは帰りがいつも深夜の仕事だから毎日作らなくていい ・家事を分担したいけど、どうしても旦那さんは整頓ができないから洗濯だけ担当 ・旦那さんが飲み会の日は、奥さんも友達と外食してOK など、こんな風にお互いの苦手やだめなところもフォローしながら、何気ないことを上手にどちらかが損にならないような折り合いのポイントを見つけて結婚生活を過ごしていたりします。 逆にうまくいかない夫婦の大きな特徴は、 ・違った部分を「おかしい」「やめてくれない？」と否定してしまう ・嫌だと感じたら冷たくするなど、態度にすぐ出してアピールしてしまう ・折り合いをつける前に、言葉でどちらかを言いくるめようと喧嘩してしまう など、お互いに聞く耳を持たないとこが多いでしょう。 妥協点とはいい意味で、嫌だけどわかるから違うやり方でカバーしようと思いやる気持ちです。

うまくいく夫婦とうまくいかない夫婦の違い、掴んでいただけたでしょうか？ 分かってもすぐには変えられないかもしれませんが、ここを押さえておけば大丈夫！ 少しずつ、うまくいかない結婚生活を幸せな結婚生活に変えていきましょう！

衝突や違和感を感じることを悪いことだと捉えない

衝突や違和感を感じることを悪いことだと捉えないで！当たり前のことなんです！ 結婚生活でお互いにぶつかったり、「うーん…」と疑問に思う瞬間があっても、それはどちらも悪くはないということは旦那さんにも是非伝えてみてください。 衝突するなら、まだわかり合えるチャンスはたくさんあるということ、そしてまだお互いに知らない部分があるなら夫婦として成長できるということ。 もうどうでもいいとお互いに無言になるような夫婦ではないということです。 「こういう時、こんな風に考えるんだ」「私はなんとも思わないけど、これは相手にとって苦手なんだ」と、違和感は発見として夫婦のトリセツに追加してください。 時々は衝突したってそれでいいんですよ。 ぶつかってはじめてわかる本音も確かにありますし、思っていたことと真逆だったこともあるはず。 これから先はまだまだ長いですから、どんどん分厚い取り扱い説明書にしていってくださいね。

絶対に譲れない部分、絶対に許せないことをお互いに伝えておく

絶対に譲れない部分、絶対に許せないことをお互いに伝えておくことも大切です。 例えば「仕方ない理由でも黙ってお金を使うのは絶対やめてほしい」「メール一通もなしに飲んでくるのはやめて欲しい」など、信用に関わることや無駄になることでもいいでしょう。 旦那さんにも聞けばなにかしら出てくるのではないでしょうか。 絶対に許せないこと、生理的にどうしてもだめな部分まで譲ってしまうと、相手を受け入れた時の「我慢している」という意識が強くなってしまいます。 始めは良くてもその我慢はずっともたないのが夫婦、結婚生活なのです。

察してもらおうなんて期待は捨てること！理解して欲しいなら言葉で説明をする

察してもらおうなんて期待は捨てること！理解して欲しいなら言葉で説明をする。 そもそも、男性は察することに向いていない生き物で、「黙っていても見ればわかる」のは女性だけ。 例えば相手の表情や、何気ない態度の違いから気持ちを読み取ったり、言ってないのに「もしかして何かしたかな？」なんて先回りして考えられないんだ、と覚えておくといいでしょう。 理解して欲しいことや、分かって欲しいなら、意識することはとにかく言葉、わかりやすさです。 言葉でも小難しいことを言っても「めんどくさい…」となりやすいこともあるでしょう。 口ではっきりとわかりやすく！でも穏やかな口調で！ とにかく察してもらおうという期待を捨てることや、相手に求めすぎないことも大事です。 結局は察して欲しい、分かってもらいたいという気持ちが不満を生み出すこともありますからね。

始めの数年はうまくいかないもの。くらいの精神的な余裕をお互いに持っておく

「始めの数年はうまくいかないもの」くらいの精神的な余裕をお互いに持っておく。 どんなことでもそうですが、初めからうまくいくことってないですよね？ 仕事でも、最初の3ヶ月は緊張しまくりで1年たって慣れてきても別の問題があるでしょう。 どうしても恋人からの延長として見てしまうと、付き合い自体は長いかもしれませんが、結婚と言う大きな環境の変化からは夫婦としてスタートしたばかり。 なのでどちらも初めて妻・旦那さんを持ったのですから、うまくいかないのは当然のこと。 それくらいの心の余裕をできるだけ持つようにしましょう。

ストレスや不満を話し合う場を定期的に設ける

ストレスや不満を話し合う場を定期的に設けるといいでしょう。 お互いに対しての不満やストレスのもそうですが、旦那さんだけが働いているにしても、共働きだとしても、外からのストレスもお互いに定期的に吐き出すことで”八つ当たり”や、「なんかわからないけど今日は機嫌が悪いな」……というちょっとしたイラッくるポイントを回避しましょう。 「話し合いの場」といっても、お互いの悪いところを指摘し合う会議にはしないでくださいね。 定期的に話し合うといっても「もっと家庭をいいものにするために気持ちを知っておこう」というスタンスが大切ですよ。

いかがでしたか？ 結婚生活や夫婦の関係がうまくいかないと、何をするにも元気をなくしてしまいがち。 新婚なのに結婚生活がうまくいかないなんて、先はどうなるの？なんて考えることもあるでしょう。 でも大事なのは、お互いに理解しようとする気持ちを忘れずにいること。 二人がどうしても譲れない部分は分かり合って妥協点を見つけて見て下さいね。 相手と違うのは当然で、そこが学びであったり、成長にもつながるでしょう。 幸せな結婚生活が送れますように…！