自己犠牲をする人の心理と特徴。自己犠牲は必要？不必要？

こんにちは！Dears編集部です。 自己犠牲ってどういうものか知っていますか？ 今回は自己犠牲について、読者の方から頂いたエピソードを元に詳しく掘り下げていきたいと思います。是非チェックしてみてくださいね！

そもそも自己犠牲とは「自分を犠牲にして他人のために尽くすこと」を意味します。 誰かが嫌がることを率先してやったり、誰もやらないようなことをやったり…。また、頼みごとをされて断れずに引き受けてしまったり、無理をしてでも受け入れようとする、自分の負担が増えるにも関わらず相手を助けたい一心で引き受けてしまうことなど…。 このように、自分の負担に加えて他人の負担を引き受けてしまう人のことを自己犠牲と言うのです。

《1》意見がぶつかったら絶対に我慢

もともと私と一人の友人が考えていたプロジェクトがあって、それを他の人に伝えたらみんな賛同してくれて結局５人でやる事になったんです。 一応発案者は私で、プロジェクト名も考えて、意味もちゃんとプロジェクトの内容に合うようにしていたのに、後から入ってきた人たちにその意見を否定されたんです。 それで友人は反論してくれたんですけど、衝突が起きるくらいならと思って、結局私我慢して結果プロジェクトは私抜きでやる事になりました。（22歳・大学生） たとえ自分が考案したプロジェクトであっても、自分が長年やりたいと思っていたことであっても、衝突がおこってしまうなら、誰かが嫌な思いをするくらいなら自分が我慢して身を引こうと思うのが自己犠牲。

《2》みんなが嫌いな仕事も引き受ける

誰もやりたくないような仕事、例えばトイレ掃除とかでも自分がやるようにしてます。それで嫌な思いをする人もいなくなるし、誰がやるかで喧嘩になる事もないならそっちの方がいいかなって。（25歳・美容師） 誰もがやりたくない仕事ってありますよね。ですが、誰もがやりたくないがために誰がやるのかで揉めることになりますし時間もどんどん過ぎていってしまいます。 なので自分が率先的にやれば誰がやるのかで揉めることもなくなりますし、時間を無駄に消費しなくて済むので効率的だと考える人も多いです。

自分が犠牲になる事で周りが自由に色々な事をできるから

「自分が我慢すれば争いが避けられるのであれば、少しくらい辛い事は余裕で耐えられますよね。」（24歳調理師） 「私が我慢すればみんな自分のやりたいことできるなら、みんなのために我慢します！」（25歳・会社員） みんなのためになったり助けになりたいという思いや、人の役に立ちたいという思いから自己犠牲になる人が居るのです。

他人に任せるのではなく、自分でやった方が正しい事が多いから

「プロジェクト何個も抱えて、それでも頼まれたら手伝わないと！って思っちゃうんですよね。だって結局自分でやった方がうまくいくし。」（27歳・金融関係） 「人に任せて失敗されたら納得できないので、それだったら全部自分でやった方がいいかなって。」（25歳・公務員） 人に任せて失敗したりそれによって二度手間になり時間がかかったりするよりは自分でやった方がいいと思い、自己犠牲になってしまう人が居るのです。

誰かがやらなければいけない事は放っておくと誰も手を挙げないから

「みんなが嫌だと思う事って結局誰もやらないんですよ。だったら自分が我慢しなきゃかなって。」（25歳・販売） 「やりたくない事放っておいても何も変わらないので、だったら自分でやった方がいいかなって。」（24歳・設計士） 誰かがやらなければならないことって、なぜかみんなしないんですよね…。誰かがやるのを待っているくらいならば時間も勿体ないので自分が我慢してやっておこうという人が多いようです。

犠牲になりたいわけでは無いが、頼まれると断れないから

「自分に頼ってくれるって事は信頼してくれているから頼んでくれているわけで、それって断れないですよね。」（27歳・記者） 「私がそのお願いを断ったら、その子大変なんだろうなって考えたら断れないですよ。」（24歳・保育士） 頼られると断れない性格の人がなかなか多いんですよね…。また、相手の状況も考えるとなかなか断れずに思わず引き受けてしまう傾向にあるようです。

周りに感謝されるのが好きだから

「みんながやりたくない事引き受けると、さすが！ありがとう！って言ってくれるんですよね。それが聞きたくてどうしてもやっちゃいます。」（24歳・IT関係） 「感謝されると承認欲求が満たされるというか、感謝されている感じが気持ちよくて。」（27歳・デザイナー） 感謝されるのってすっごくうれしいんですよね！感謝されると何だかいい気分になるというか、自分のことももっともっと好きになれるような気がして自惚れてしまうんですよね…。 ただ、感謝されるのは心地よくても結果的には自己犠牲になってしまう傾向にあるようです。

では、その他寄せて頂いた声からも、自己犠牲をする人にはどんな特徴があるのかを具体的にみていきましょう！

1)大丈夫、が口癖

「結構仕事多くてきつい時でも頼まれたら断れなくて、大丈夫っていっちゃうんですよね。」（29歳・営業） 「そんなに頼んでいいの？無理じゃない？って言われても、見えを春というか大丈夫って返されて、後悔しないのかなって思います。」（24歳・ライター） 男性は頼られることが特に大好きな人間ですから、頼られると断ることが出来ずに自己犠牲に走ってしまうものなのです。無理だと分かっていてもついつい「大丈夫」と言ってしまうんですよね。

2)優しい人が多い

「頼めばなんでも引き受けてくれるせいか、優しい印象がありますね。」（29歳・サービス業） 「結局は根っからの優しい人だからみんなに辛い思いさせてくないんじゃないですかね？」（25歳・栄養士） 優しい性格だと、自分のメリット・デメリットを優先させることなく相手のお願いを引き受けてしまうものなのです。優しい性格の人は基本的に誰かを助けてあげようとするものですから余計に自己犠牲になってしまうのですね。

3)素直な人が多い

「素直なんでしょうね、だってなかなか自分で嫌な事を引き受ける人っていませんからね、」（29歳・金融業） 「頼まれたら断れないのとか、率先して自己犠牲するのって、素直に人が苦しむ姿を見たくないからっていう心の現れでしょ？そこまで思いと行動が直結している人なんてそうそういないですね。」（31歳・出版社） 素直な人は頼まれたら断らずに受け入れてしまう傾向があります。嫌だとか無理だとかは考えず、ただ単に「頼まれたから引き受ける」といった感じで自己犠牲になってしまう傾向があるようですね。

どんなに頑張っても感謝されない時

「もう僕がそういう役割ってみんなわかっているからやって当たり前みたいな時は結構辛いですね。」（24歳・会社員） 「ありがとうって言ってもらえないと心が折れそうになります。こんなにやってあげたのにって...」（26歳・デザイナー） せっかく自己犠牲でやっていても、感謝もされないなんて悲しすぎますよね…。みんなやらないからやっているだけなのに「その人がするものである」という風に位置づけられるのは損をしているとしか思えませんね。

他の人に手柄を横取りされた時

「何ヶ月もかけてやっと成功できそうってプロジェクトを、もともと俺に押し付けた奴が、横取りして、そのまま自分の成果のように発表していたのは許せなかったです。」（26歳・外資系） 「私が徹夜で作った資料を同僚にあげたら、まるで自分で全部作ったかのように振舞っていて、ありがとうもないし手柄横取り？って思いました。」（25歳・秘書） いますよね、横取りしてくる人。せっかく頑張って頑張ってやってきたのに結局横取りされるなんて損しているとしか考えられません。

自分のせいではないのに、責任を押し付けられる時

「僕が人が困っているところ放っておけないって知っているから、責任を押しつけてきた時には泣きそうになりました。」（22歳・大学生） 「いきなり上司に呼びされて何かと思ったら、後輩のミスが私のミスになっていて、あの時は絶望しました。」（28歳・飲食店） 責任を押し付けられて泣きそうになっていても結局何も言えずにそのまま自分のことにしてしまうんですよね…。損をしているという気分になりますが争いになりたくなく言い返せないので結局抱え込んでしまいます。

自己犠牲はチームの中を円満に保つためならば少なくとも必要なことで誰しもなくてはならないことですよね。小さな争い事を避けるためならば人が嫌がることを我慢してやったり、色んな事を考えながら自分が犠牲にならなければなりません。 ですが誰か一人が自己犠牲になる必要はありません。みんなで助け合っていけば一人一人の負担も少なくて済むのですから…。 自分が自己犠牲をしているのかどうか、周りに自己犠牲をしている人はいないかなど一度考えてみてください。自分がしているならば誰かに少しでも頼ることをしてみましょう。周りにしている人が居るのならば少しでも助けになってあげられるといいですね。