愛されたい、必要とされたいと感じる人に。満たされない原因と対処法

「愛されたい、必要とされたい。」人は、寂しいからそう思うのでしょうか？ いつも一人ぼっちな気がしてしまう。 自分だけが何か損している気がする、人のために尽くしても報われない。 「どうして私だけがこんな気持ちを味わうの…。私だって愛されたい、必要とされたい。」 そんなあなたの心を見つめてみましょう。

愛されたい、必要とされたい。ただ思っているだけでは心は空回りのまま。 何も状況は変わってはくれません。 どうして、いつからそう思うのか。 ゆっくりと自分の心と見つめ合い、話し合い、あなたの心の中の本当の気持ちを探してみましょう。

あなたの満たされない気持ちはどこからきているのでしょうか？ 叶わなかった夢、失った恋、悲しかった出来事…。 色々な出来事があったかと思いますが、あなたは何も悪くありません。 マイナスなことばかり羅列してしまいましたが、辛い気持ちを少し我慢して、心と対話してみましょう。

誰からも愛されている必要とされている実感がない

誰からも愛されている必要とされている実感がない…、家族、友人と楽しく過ごしていたかと思うと、家族とは喧嘩、友人とは長く関係が続かず…。 あなたはいつのまにか、また一人になってしまう。誰も私を必要としてくれない、愛してくれない。 いつもそのような事を繰り返してきたのではないでしょうか？ 過去に傷ついた出来事があり、愛されていないと強く思い込んでしまったことなどないでしょうか？ このような事が重なり、愛されてるのに愛されていないと感じるようになってしまったのかもしれません。

どこにいても周りとの壁を感じる

いつも一人でいるわけではないのに、周囲と自分との間に壁を感じてしまう。 ふっとあなたを襲う、この孤独感とはなんなのでしょう？ もしかしたら、人と心が結ばれている実感が持てていないのではないでしょうか？ どのような感情でもいい、あなたの心のままに吐き出してみましょう。 まずは自分を偽らず、ありのままになることです。

両親からの愛情が不足している

なんらかの原因で親から拒否されたり、けなされたり、邪魔扱いをされたとしても、子供の心は健気に気に入られよう、喜んでもらおう、褒めてもらおうと何度も思い、行動に起こします。 例えば、運動会の徒競走で1位になっても褒められなかった、喜んでくれなかった。 兄弟と比べると、親が妹や弟ばかり可愛がり、えこひいきをする。 ささいなことで暴力を振るう。 それで報われないと時には、「愛されていない、必要とされていない」という心に深い傷を負ってしまうのです。 子供の心を踏みにじる、大人気ない親が意外と多いのです。

心を開ける人が誰もいない

相手を好きになろう、心を開こうと努力してもできない。これは相手側から見ると、「あなたを受け入れられない」と捉えられてしまいます。 あなたの心の緊張が相手に伝わってしまうと、うまく心をほぐして話そうと思ってもできないのです。 あなたの心の根底に「心を開いたのに、裏切られるのが怖い」という気持ちがあるためかもしれません。 このことによって、素直に気持ちを表せなくなっているのではないでしょうか？

愛されたい必要とされたいと思うこと、それは人の素直な気持ち、願いです。誰だってそう思っています。 そう思うがために、悲しい思いをするかもしれないから…、などと、無理に消そうとしなくていいのです。 あなたはこの気持ちを抑えなくて良いのです。

ここからは、愛されたい必要とされたい心を満たす方法を具体的にお話ししていきます。 辛い事を思い出す作業などもありますが、自分の中で気持ちがはっきりすれば、とても楽になるはずです。 自分のために自分をいたわってあげましょう。

誰に何を求めているのかを整理する

あなたが誰に何を求めているのか整理してみましょう。親なのか、友人なのか、恋人なのか…。 それぞれにどんなことを求めているのか。 「親に褒めて欲しい、認めて欲しい、小さい頃の仕打ちは酷かったと謝って欲しい」 「友人に自分がピンチな時や落ち込んでいる時など、心配して欲しい」 など、ありのままの願いを吐き出してみましょう。

愛されたい必要とされたい心に集中しない

ただ、愛されたい必要とされたいという気持ちばかりに囚われないようにしなければいけません。 なぜかというと、それがあなたの全てではないからです。あなたには、ほかに素晴らしい部分がたくさんあるからです。 この気持ちだけに支配されそうになったら、好きな事、映画、音楽、得意な事、成し遂げてきたことなど、なんでもいいので、思い出してみてください。 あなた自身を見失ってはいけません。

視野を広く持つ

そして視野を広く持つことも重要です。 先に書いたように、愛されたい必要とされたいという気持ちに支配されてはいけません。 あなたが親しみを持つもの、新しく出会うもの、まだまだたくさんあります。 少し視点を変えてみたり、後ろを向いてみたり、いつもと違う事をしてみたり。 なにかが変わって見えてくるかもしれません。

自分のやりたいことに集中する

あなたはあなたが一番なのです。 それでいいのです。 あなたのやりたい事を集中してやってみましょう。 そこからは自信や充実感が感じられるでしょう。 突き詰めて、こなしたものを共有できる人と知り合えるかもしれません。

どんな形でもいいので愛されたい必要とされたい気持ちを外に出す

あなたが今まで諦めてしまっていた、ためらっていた「愛されたい必要とされたい」気持ちを具体的に表してみましょう。 そのためにはまず、あなたから人を必要とする、愛してみることです。 小さなことでも、心が暖かくなるような出来事があったとしたら、その人に感謝の気持ちを伝えてみましょう。 荷物で両手がふさがっている時に傘をさしてくれた、メールの返信に書いてある絵文字が可愛くてほっこりする、など小さなことでいいんです。 受け身だった「〜されたい」という心から離れて、自分から動いてみましょう。 感謝した喜びは、きっとあなたに返ってくるはずです。

上記の中で、最も大切なのは ・愛されたい必要とされたいと思うのは自然なこと ・愛されたい心に集中しない ・愛されたい必要とされたい気持ちを外に出す ことだと思います。 あなたは「愛されたい必要とされたい」という気持ちについて、罪悪感を持たなくて良いのです。 それから、過去の悲しい出来事などを見つめ直し、心を整理したら、何か集中できる好きな事をやってみましょう。 そして、愛されたい必要とされたい気持ちを、周囲への感謝に変えて表してみましょう。