妊娠を諦めきれないなら！決断する前に考えておきたい事と今後の選択肢

女性の社会進出や活躍によって、日本では晩婚化や高齢出産が進んでいます。 その中で、赤ちゃんを望んで不妊治療までしているのに、妊娠できないと悩んでいる女性が多くいるんです。 年齢や経済的なリミットも迫っているけど、妊娠を諦めきれない…。 今回はそんな妊娠を諦めきれない女性に、決断する前に考えておきたい事と今後の選択肢についてお話していきます。

妊娠を諦めきれないなら、まずは諦めないといけない理由を整理していきましょう。 なせ妊娠を諦めなくてはいけないのか、状況を整理することによって、冷静に問題点を見つめ直すことができるはずですよ。

何度不妊治療をしても成功しなかった

何度不妊治療をしても成功しなかったため、妊娠を諦めなければならないという方。 不妊治療には、お金・手間・時間がかかり、経済的にも精神的にも負担が大きいことでしょう。 長期の治療の中、周りで妊娠出来た方を見ると「あともう1回、もう1回」と辞め時も見失い、非常に苦しい思いで諦める方も多くいます。

年齢的な問題で出産のリミットがきてしまった

「仕事が忙しく、いつかいつかと思っているうちに出産適齢期を過ぎてしまった」 「晩婚でも健康には気を使っていたので問題ないと思っていたのに、なかなか妊娠できなかった」 「不妊治療を長期続けたが、年々難しくなってきた」 様々な理由から、年齢的な問題で出産のリミットがきてしまい諦める方もいます。

子供を育てるだけの経済力がない

妊娠して自分の赤ちゃんが欲しいと思っていても、子供を育てるだけの経済力がないため諦める方もいます。 若者の非正規雇用や低年収化で、子供を持ちたくても持てない夫婦がたくさんいるのです。 妊娠から出産そして育児まで、日本では子供に関する様々な給付金を受け取ることが出来ますが、それでも子供一人を育てるのにかかる費用は最低で1000万円と言われています。 夫婦共働きでも、保育所に子供を預けるのには費用もかかりますし、待機児童の問題もあり、なかなか子供を持ちづらい環境といえます。

年齢に対して不妊治療を始める時期が遅く手遅れだった

年齢に対して不妊治療を始める時期が遅く手遅れだったため、諦めるという方。 20代で結婚しても二人の時間を大切にしていたため不妊に気づくのが遅く治療が遅れてしまったり、元々結婚が遅かったという方もいるでしょう。 現在の医療では、妊娠適齢期は25～35歳くらい、35歳以上の出産は高齢出産といわれます。 年々、妊娠できる確率は下がりますので、タイムリミットをすぎてしまった場合は、 若いうちに卵子を冷凍保存していない限り残念ながらほとんどの方が妊娠を諦めるべきだと言えます。

妊娠を諦めきれないといいつつも、果たしていつがリミットなんでしょう？ 一般的には、年齢的にいえば37~42歳の間、そして不妊治療を10回以上試みている場合、妊娠を諦める方が多いようです。 また、金銭的に余裕がなくなった時が諦め時といえます。

妊娠をどうしても諦めきれないというあなたに、是非知っておいてほしいことを、ここで5つ紹介いたします。

妊娠をして子供を産むことだけが幸せではない

妊娠を過去に諦めた先輩たちが言うのが、「妊娠をして子供を産むことだけが幸せではない」ということ。 日本の社会では、子供を産まない女性への風当たりが強く、子供を持たない夫婦を「かわいそう」なんて捉える風潮がありますよね。 でも、決してそうではありません。 子供がいなくても仲良く幸せな生活を送っている夫婦もいるし、逆に子供がいても不幸せな家庭だってあります。 幸せを決めるのは誰でもない、あなた自身です。

不妊治療を諦めない選択肢もある

後悔しないためには、不妊治療を諦めない選択肢もあります。 少しでも可能性が残っているのであれば、周りが何と言おうと、可能な限り挑戦し続ける。 諦めずに続けたことで妊娠できた方もいますし、もし妊娠できなかったとしても最後までがんばったことで、「ここまでやって無理だったなら仕方ない」と、潔く諦められるものです。

養子や体外受精も一つの手

もし今あなが子供を諦めかけいるのであれば、養子や里親制度、体外受精を利用することを検討してみてはいかがでしょうか。 決して「産みの親こそが親である」わけではありません。 あなたの迎えを待っている子供がそこにいるかもしれませんよ。 また、自然妊娠が難しいのであれば、体外受精に挑戦してみることも一つの手です。 少しでも可能性が残っているのであれば、諦める必要はありません。

医者は治療を止めようとしない、判断するのは自分達

医者はあなたが望む限り、治療を止めようとしません。 不妊治療を継続するか、妊娠を諦めて治療をやめるか、判断するのは自分達です。 医者が止めなかったから希望を持って時間やお金を費やしてしまったと、後から後悔することがないように、夫婦で定期的に話す機会を設けましょう。

不妊治療を始める際にいつまでという期限を決めるべき

不妊治療を始める際に、いつまでという期限を夫婦で決めておくべきでしょう。 不妊治療には精神的・肉体的・経済的に負担がかかります。 続けていくうちに、「ここまでお金や時間を費やしたのだから、今諦めたら今までの努力が水の泡」という感情も芽生えてくると、止め時も見失ってしまうものです。 ですので、不妊治療を始める際に、奥様が何歳になるまでとか、資金の上限を決めておきましょう。

妊娠をどうしても諦らめきれない時、一体何が出来るでしょうか？ 妊娠を諦めきれない時、あなたができる3つのことについてお話しします。

子供がいればいいのか、子供を産みたいかなど願望と妥協点を二人で確認する

子供がいればいいのか、子供を産みたいかなど、願望と妥協点をご夫婦二人でぜひ確認してみてください。 「子供を産みたい」のではなく、「子供がいれば良い」のであれば、養子や里子の制度を利用することで、近い未来ご家庭にお子様を招くことが出来るかも。 もしご自身でも気づかないうちに「自分の子供を産む」ことに固執してしまっているのであれば、ご夫婦でお互いの望みやや妥協できることを改めて確認してみることで、次のステップに進めるかもしれませんよ。

できる方法があるならば、全て試してみる

妊娠についてできる方法があるならば、全て試してみましょう。 医学的な不妊治療、民間療法、パワースポット、精神的なおまじない…、どんな方法があなたに合うか分かりませんが、ある日何かがヒットする可能性は充分あります！ そして妊娠には年齢的なタイムリミットが伴いますので、出来る限りのことはしておけば、タイムリミットが近づいた時にも後悔が少ないはずです。

自分の気持ちも大切だけど、旦那さんの気持ちも尊重して話し合いをする

自分の気持ちも、もちろん大切にするべきですが、旦那さんの気持ちを尊重して話し合いをすることも大切なことです。 妊娠は命を宿す女性だけでなく、夫婦で協力してできるもの。 女性であるあなたに気を遣って口に出さないだけで、旦那さんも悩んだり苦しんでいるかもしれません。 どうしていくべきかの方法や、妊娠に対するお互いの気持ちについて、時々話し合い、一つの目標に向けて頑張っていきましょう。

妊娠し子供を持つことは、女性なら自然と望むもの。 しかし、妊娠できないことで苦しんでいるのであれば、夫婦で話し合い、他の方法を考えたり、一度妊娠することから離れてみたり、妊娠自体を諦めることがあっても良いはず。 後悔のない選択をし、幸せな夫婦生活を送るため、ここで話したことが参考にして下さいね。