中絶後も付き合い続ける方法と避けたい行動。中絶を乗り越えた体験談

こんにちは、MIROR PRESS編集部です！ 女性、そしてカップルにとって大きなダメージとなる”中絶”という出来事。 妊娠してしまっても、やむを得ず人生の一つの選択肢として中絶の道を選ぶ人もいます。 とはいえ、中絶はやっぱり軽視できないこと。 カップルの関係はぎくしゃくしたり、特に女性にっては気持ちや体もとても傷つきますよね。 そこで悩むのが「中絶後も彼氏と付き合っていけるのかどうか」という不安ではないでしょうか。 こんな事態になって、これからも今まで通りに……なんて無理？ そんな複雑な心境でお悩みのあなたに、実際に中絶後も付き合いを続けた経験のある女性の体験談を参考にしていただきたいと思います。 そして中絶という悲しい出来事の後でも、彼氏と付き合い続けていくために注意しておきたいことは…？ 何かのヒントになれば幸いです。

中絶後は、女性の心はとっても不安で、彼氏との関係にも繊細になってしまうでしょう。 そんな状況をなんとか乗り越え、彼氏と付き合い続けることを選んだ女性はどうなったのか…？ 実際の体験談を見ていきましょう！

中絶後も結婚を視野に入れて付き合い続けることに...

「当時、私はまだ18歳で高校を卒業したばかりでした。 彼は年上の24歳で、アルバイト先で知り合い付き合った人です。 正直妊娠の可能性はうすうす感じていました、彼は避妊をしたりしなかったりする人だったからです。 でもその時の私はまだ精神的に子どもで、すごく好きな彼にはっきりと避妊して欲しいという事ができませんでした。 妊娠が発覚した時は二人とも固まってしまいましたが、話し合いをすることになり、私も彼も夢や将来したいこともまだまだあること、母親になるなんて未熟すぎると親にも反対され中絶をしました。 その後、しばらくは気まずい状態が続きましたが、彼が結婚するつもりで考えているしその時には今度こそ俺の子供を産んでくれ、と言ってくれて付き合い続けることを決意。 それから1年くらい過ぎて、中絶した日(赤ちゃんの命日)を覚えていた私は、何気なく彼にあれから一年だね、早く一緒になれたらいいなと言った時のことです。 彼はうつむいて目を合わさずに、ああ、そうだねみたいな返事なんです。 それから数ヶ月後振られてしまいました。 理由は”中絶した日になったら、毎回言われるのかと考えると責任がありすぎて重い”ということでした。 ショックと同時に、言葉だけで何もかも信用していた自分の甘さに気が付きました」 この方はまだ若く、彼の事を好きで信じたい一心でいました。 でも中絶の責任感で結婚するから、と実は彼も言ってしまっていたのかもしれません。 最終的には、重いという理由で振られてしまうなんて、本当に残念な結果ですね。

付き合い続けようと試みたものの、結局ギクシャクして...

「大学で知り合い付き合った彼との子供を、卒業が近い23くらいの頃に妊娠しました。 付き合って2年くらいの頃で、仲もよくお互いの親にも紹介し合っているくらいの関係でした。 私と彼は相性もよかったので結婚したいねーなんて話し合っていたし、特にやりたいことも見つからずに大学を出ようとしていた私は、彼の子供を妊娠しても産めばいいやなんて思っていました。 当然のごとく避妊をしない彼との性生活も、結婚を視野に入れているからこそそうしているんだと思い、何もつっこんでいなかったくらいです。 でも妊娠が分かってから彼の口から出てきたのは”中絶してほしいんだ”という言葉。 お前のことは好きだから大事だけれどまだ父親になる自信がない、と泣きながら言われてしまいました。 ショックで呆然としました…。 もちろん両親もショックを受けるなか、中絶して別れるなんて…という話にもなるじゃないですか。 だから付き合い自体はそのまま続けようと二人で決めましたが、私は彼に対する信頼をなくしてしまい、中絶後の精神的な不安定も重なって全然うまくいかなくなりました。 信用がなくなったら、中絶後にやっぱり付き合い続けるのはきついです」 ”好きだけど中絶して欲しい”というこの言葉、心に突き刺さったことでしょう。 父親になる自信のなさが分かっているなら、どうして避妊をしなかったのか？というところで、男性に対して信用をなくしてしまうと結局ギクシャクしてしまいますよね…。

中絶直後は最悪な関係に。でも付き合い続けることで絆が深まり...

「妊娠したきっかけはたった一度の避妊の失敗でした。 二人とも気づきましたが、まあ一度でうまくできるってないか！みたいな風に流してしまったことが原因です。 付き合いはそのときまだ半年くらいで、趣味を通して知り合った彼でした。 中絶することになったのは、どちらかというと20歳だった私自身が不安と恐怖を感じて勇気がなかったから・・・。 それでも中絶した後は自分を責める気持ち、悲しい気持ち、体や心が傷ついて最悪の関係になりました。 彼と会っていても暗かったし、この人はこんなに辛い私の気持ちを本当に分かってるの？なんて思ってイライラもしていましたから、彼にも辛くあたっていましたね。 ところが、たまには怒りながらも根気強く彼は別れずにいてくれたんですよね。 そこから5年間付き合い、その間にお互いやりたいこともやって落ち着き、私が25歳で彼が31歳の時に無事に結婚しました。 今思うと彼の事を信じて頑張ってあの時、子供を産んでもよかったかもしれないと感じています」 中絶後の関係の悪化に負けずに、彼と絆を深めていったというお話も。 めでたくゴールインしたそうですが、一番のネックは現在の旦那さんが誠実であったことでしょう。

中絶後のギクシャクしてしまいやすい状態の中で、それでも好きな彼と付き合い続けるには、絶対に避けておきたいNGポイントが！ 気持ちも辛い状態にあると思いますが、順番にご紹介していきますね。

一方的に彼氏のことを攻め立てる

中絶=それに至る行為のことに関しては、二人の責任だと捉えましょう。 どうしても中絶となると、男性のほうが責められがちですが性の問題は片方が絶対に悪いという事は少ないのかもしれません。 ただ、女性の方の年齢的にまだ未熟だった場合や、好きすぎてその場の空気を壊したくないから避妊してと言えない、元々生理不順だから失敗しても大丈夫かな？なんていう間違った認識が中絶のトラブルを引き起こすことはよくあるそう。 妊娠するような行為をしていることを分かっていて、そこに責任を持たずにしている彼氏は確かによくないですね…でも！あくまでも二人に責任があります。 一方的に「あんたのせいで…」と攻め立てられると、責任を感じて逃げてしまうか、耐えきれなくて好きな気持ちはあっても別れたくなってしまうことも。

ことあるごとに中絶の話を持ち出す

ささいな言い合いや、気に入らないことがあるたびに中絶の話は持ち出さないで…！ 中絶の話は繊細な問題です。 中絶と関係ない喧嘩でもその話題を持ち出してしまうことは、彼に対してまるで”弱み”を握っているみたい。 彼としても、毎回中絶の話をされるたびに責められている気分になり、女性側の負担が大きい分強くでれない部分もあるものです。 「そういえば中絶したときも…！」「中絶したあのときの私の気持ちも考えてよ！」など、ことあるごとに中絶の話を持ち出さないよう、冷静にそのときの事を考えるようにしましょう。 別れたいのならそれでもいいですが、別れたくなくていい関係を作りたい場合は、中絶の話は過去として受け入れ大事な部分(命であること、女性の身体に負担が大きいこと)だけ忘れないでいましょう。 言葉だとどうしても角が立ちます。 だから、黙って中絶した日に手を合わせるなど、行動だけ見せておくくらいがいいでしょう。

彼氏の言動を全て疑ってかかり、一切信用しない

体験談でもありましたが、中絶をきっかけに彼氏のことを信用できなくなる…という部分。 これをどう乗り越えるかは、大きな問題ですよね…！ 確かに、妊娠がわかる前に散々「結婚するならお前しかいない」「将来も子供ができたらかわいいだろうな」なんて話していたかもしれません。 ただいざ本当にその状況になったら、やはり”人の親"になる責任に自信喪失して中絶に至ってしまう・・・なんてことがあるんですよね。 でもここで信用をなくしても、何もかも疑っていては彼の方もげんなりしてしまいます。 「本当に悪いことをした」と言っているのに「本当に思ってんの？」なんて毎回言われると、「こんなに信用できないくらい傷つけた、自分にはもう無理かも」と感じてしまうんだそうですよ。

彼氏を過度に束縛するようになる

中絶した後の女性ホルモンの変動や、心のぐらつきが束縛として表れてしまうこともあります。 「こんなに傷ついて中絶したのに、これで別の誰かと浮気でもされたらたまらない」と不安に思う気持ちや、関係が悪くなることで不安が強くなる→束縛してしまう、ということもあるでしょう。 そして中絶後のこころの不安定は、それを一番分かって欲しいと思うのが彼(当事者)ですよね…！ 少しでもそばにいて欲しい、気持ちを分かってもらいたいという思いから、以前よりも束縛するようになってしまうことも。 辛い気持ちはよく分かりますが、束縛は”信頼されていない”という考えに結びつきます。 彼もできればケアしたいと考えているものですので、過剰な束縛は控えましょうね。

中絶をさせたから、となんでも言うことを聞かせようとする

中絶をさせたから、と言って彼に無理な要求をしてしまう女性もしばしば。 「中絶させたんだから、他の人と結婚は絶対にしないと誓って！」「中絶して傷ついたんだから、私が寂しいときはすぐ飛んでくるのが当然なんじゃないの？」なんて言う事を聞かせようとしていませんか…？ 状況によってはまるでわからないということでもないのですが(筆者は女ですので)、無理にいうことをきかせなくても、中絶という名の一生ものの荷物を背負っていくことは間違いないでしょう。 ただ、言うことをきかせたくなる=それほどに傷つき、不安なんですよね。 不安で不安で、たまらないから無理なことを言ってでも愛されているか確かめたいんですよね。 中絶したあとくらい、常に自分のことを考えて常に自分を気遣って、気が済むまで慰めてほしいって思うのだと思います。 でもこれは男性的には一目散に「別れ」を意識する言動ですよ。 確かに中絶することになったけれど、それで何もかも望み通りになんてできない、自分だけの責任じゃない、と逆に強く思ってしまうでしょう。

ここまでNG行動を見てきましたが、上手くいかせる方法はすべてにおいてこれが正解！というものは残念ながらありません。 ですが、これ！というものはなくても、原因や状況別ではもちろん正解があります。 それぞれ場合分けをして解説していきますのでみていきましょう。

お互いの気持ちを話し合い、ゆっくりと関係を築き直す《彼氏も深く傷ついている場合》

まず彼氏も責任を感じて、深く傷ついている場合です。 彼の態度や様子を見ていて、あなたが分かるくらいに彼も深く傷ついているなら絶対に責めないこと。 そして、中絶後のつらさを二人で落ち着いて話しながら受け入れ、焦らずにいきましょう。 この状態のふたりは、お互いに自分を責める気持ちと、今後への不安を抱えているときです。 男性としては、あなたが気持ちに理解を示してくれるとすごく安心するでしょう。 「私も辛いけど、あなたも辛いよね」と言ってくれるだけで、気持ちを話し合うことにも抵抗がなくなってくるはずです。 中絶をしてしまったこととどう向き合うか、今は想像しても見えづらい遠い将来の話は避けて、目の前のことをひとつずつ解決していくつもりで、ただ話せばいいです。 中絶に対して二人の在り方に”答え”を求めようとしても、苦しくなってしまうだけですしね。 ちゃんと素直なお互いの気持ちを話し合うことができたら、関係を新しく築いていけるはず。

あまりに頼りすぎないように、まずは距離を少しとって信頼を取り戻す《彼氏が支えようとしてくれる場合》

次に彼氏が中絶で不安定になったあなたを支えようとしてくれている場合です。 不安になってしまうのは当然ですし、全面に寄りかかりたい気持ちも、もちろんあるでしょう。 それでも中絶後というのは、回復するのに時間をかけるべきです。 身体がしっかりと元に戻るまで、気持ちが安定してくるまで、彼と距離を取ることも大事ですよ。 「どうして大事ならちゃんとしてくれなかったの？」「いつか結婚するつもりなら今でもよかったんじゃないの？」など、色々な気持ちが沸き上がってきますよね。 でも、複雑な気持ちはお互いにあり、信頼もその後の彼の態度を見たり、あなたの体調が整ってくれば少しずつ回復できるはずです。 中絶後は心身に大きな影響があるものだから休息しよう、とそちらを優先してください。 一人で気持ちを落ち着けたり、整理する時間もまた、大切な時間です。

今後どうするのかを話し合い、不信感を取り除く《結婚を見越して付き合い続ける場合》

結婚を見越して付き合い続ける場合は、今後について計画をしながら話せるのがベストですね。 今回妊娠・中絶に至ってしまった大きな原因として、現実と気持ちに差があったことも考えられるでしょう。 本当に気持ちでは結婚してもいいくらい好きだった、でも現実に妊娠した時に受け止めることができなかった・・・というところです。 中絶後も、いずれは結婚するつもりで付き合い続けるなら、今後についてしっかり話し合ってみることをおすすめします。 そうすることで今抱えている不信感が、ひとつ安心に変わっていくでしょう。 今回は中絶を選ぶことになったけど、ちゃんと結婚して今度こそ赤ちゃんを、と思える気持ちは、女性にとって大きな心の安心になりますよね。

不安で辛い気持ちを伝え、それでも変わらないなら別れを選ぶ《彼氏が一切心配をしてくれない場合》

彼氏に一切心配している様子が見られない・責任感を感じていない様子に思えるなら、まっすぐにあなたに辛い気持ちを伝えることが先決です。 男性によっては、事実として体に負担があるわけでも傷つくわけでもないので、中絶したという実感もないまま、とりあえず終わったということでホッとして完結している場合があります。 ここであなたがどれだけ気持ちの寂しさや辛さ、不安を伝えても何も言ってくれないなら別れてもよい彼氏かもしれませんよ。 「ああ、ごめん……」という言葉ではなく、態度や行動を見るようにしましょう。 本当にあなたの事が大切で好きなら、実感していなかったとしても言われればわかるはずです。 そしてあなたを気遣ったりそばにいてくれるなどの行動に現れてくるもの。 今後のことも考えて、これを機に彼の誠実度はどのくらいなのかチェックするのもいいですよ。

時期を見て別れを選択する《一切の反省をしていない場合》

中絶に対してなんの反省も見られない彼氏だった場合は、正直、男としての中身を疑いましょう。 今すぐじゃなくてもいいですが、どうしてもあなたが誰かの支えを必要としているときだけ付き合っていても時期を見て別れを選ぶのがいいですね。 中絶のやり方や女性の身体に起きる辛さをたとえ分からなくたって、二人の子供を授かって中絶をしたんです。 むずかしいことを理解できなくても、辛く悲しいことだとわかるはずですよね。 それなのに一切そのことから学習することのない男性なら、いつか結婚した時に別の事で壁にぶつかっても同じ結果を招いてしまいそうな匂いがしませんか？ 絶対とはもちろん言えないですが、別れたほうがいいのではないでしょうか。

いかがでしたか？ ・中絶後も付き合い続ける人はいるが、結局別れる人も多い ・中絶後も付き合い続けるためには男性だけを悪者にしない姿勢も必要 ・秘訣は、焦らず、ゆっくりと二人の関係を再び立て直す努力 中絶したあとはカップルにとってハードな状況ですが、ある意味中絶があなたのパートナーの誠実さや真剣さを再認識する大きなきっかけにもなるでしょう。 もしも反省がまったくない、あなたを心配することもない彼ならお別れも考えて…！