専業主婦の生活が寂しいと感じたら。漠然とした寂しさの原因と寂しさの抜け出し方

こんにちは！MIROR PRESS編集部　ライターのあさと申します。 独身の頃は専業主婦って羨ましいなんて思っていましたが、実際に専業主婦になってみると漠然とした寂しい気持ちや不安に襲われる毎日だった…なんてことはありませんか？ なぜ専業主婦は寂しさを感じてしまうのか。 今回寄せて頂いた読者の方々の意見を分析し、寂しい気持ちの解消法についても考えていけたらと思います。

専業主婦が寂しいと感じたらどう対処すればいいのでしょう？ まずはなぜ専業主婦が寂しいと感じるのか、その原因をはっきりさせなければいけません。 MIRORに寄せられた意見を基に原因を考えてみましょう！

さすがに一日中話し相手がいない！ふと人恋しくなる

「一日中話す相手がいないのが寂しい」（30歳・主婦） 「家事もあるしお金もないし、出かけられないので一日のほとんどを一人で過ごすから」（28歳・主婦） 専業主婦だと時間はあってもお金や自由がないので出かけるのすら難しいですよね。 話し相手なんて宅配の方やたまたまお会いしたご近所の方ぐらい。 特にご主人の帰りが遅い方は特に、話し相手の少なさに人恋しくなってしまいます。

やってもやっても終わりがない家事に虚しさがこみ上げてきて...！

「家のことぐらいはしっかりやろうと思うと１日中家事をしている」（26歳・主婦） 「家事は完璧を求めると終わりがないので達成感が無くむなしさを感じる」(24歳・主婦） 家事と一言で言っても、やる事は盛りだくさんですよね。 一般的な炊事洗濯掃除に加えて、献立を考えたり、日用品の在庫管理やご近所づきあい等、細かい事まで挙げはじめたらキリがありません。 これだけの量の多さをすべてこなすなんて不可能ですし、一つ片づけている間にまた次のタスクが…なんてことも珍しくありません。

「毎日なにしてるの？」とヒマである前提で話を進められると...！

「友達と会っても「専業主婦って毎日何してるの？」と言われて寂しい」（23歳・主婦） 「毎日忙しくしている割に、何をしているか聞かれてもこれと言って思いつかない」（28歳・主婦） 上で述べたように、家事は細かい事まで挙げはじめるとすべて完了させることは不可能なぐらい多くのやる事があります。 にもかかわらず、人に伝える時は「家事やってる」としか言えないのが現状です。 もちろん本当に相手に忙しさを伝えたければ「朝起きたら洗濯物を回して朝食の準備、急いで食べつつ今日の献立や買い物リストを頭の中で作って、朝食の片付け…をしようとしたらトイレットペーパーが切れてたから補充して…」等と細かく伝えるしかないですが、専業主婦同士しか分かり合えない世界ですよね。 結局毎日何もしていないというレッテルを貼られる事は避けられない場合が多いです。

このまま充実感もないままに過ごしていくのか...と将来がふと不安になる時がある

「一生このままなのかと思うと将来が不安」（29歳・主婦） 「今の生活に不満はないけど楽しくもなくて、ずっとこのままかと思うと自分の人生って何だろうと思う」（33歳・主婦） 家事はすべてを完了させるは難しいという話にも関連しますが、完了がないという事は常に何かに追われていて達成感がありません。 このまま一生常に何かに追われて生きていくのか…と思うだけで、ぞっとしてしまいます。 だからと言って、何か充実感がある事を始めようと思っても、それに伴うお金や外出手段が無かったりすると、何とかしたいと思いつつ何もできないジレンマがさらに辛くなってしまいます。

「やって当たり前」と家事に感謝されない時

「家にいるんだから家事はやって当たり前と思われる時」（27歳・主婦） 「旦那に家事をお願いすると嫌そうにするのに、専業主婦に押しつけても感謝をされない時嫌になる」（30歳・主婦） 何かの番組で、こう紹介されていました。 『会社に例えると、主婦は家庭を回すための司令塔なので部門リーダーの立場であると言える。 それプラス日頃の家事や日用品の在庫チェックなどの雑務まであるので、多くの家庭では部門リーダーが雑用までこなしている状況である。 さらに、ご主人に家事をお願いしても、文句を言ったりその都度やり方を聞かれたりするので、新人教育も合わせて対応しており、覚えの悪い主人に「使えない新人だな」という印象を持つのも仕方ない事である』 会社で部門リーダーをしながら雑用までこなし、使えない新人の指導やフォローまでしている人は尊敬のまなざしで見られますが、家庭で当たり前にそれをこなす専業主婦には感謝すらしないというのは考え物です。

寄せられた意見から、専業主婦が寂しさを感じる場面がわかりました。 具体的に、どんな状況や原因が専業主婦に寂しいと感じさせるのでしょうか？

時間がありすぎる

専業主婦には時間がありすぎます。 これが自由な時間だったら何の問題もないのですが、まとまった時間はなかなか得られないのが現状です。 家事はすべてまとめてできるわけではありません。 朝からすべての家事を完了させたくても、夕食まで完成させることはできませんし、洗濯物は朝干してから乾くまで取り込んで収納することはできません。 夜中に掃除機をかける事も出来ませんし、布団は日中しか干すことができません。 結果、時間はあっても多くが隙間時間で、自由に何かするような時間を確保するにはそれなりの工夫やエネルギーが必要になります。 時間がありすぎるのに何もできないというのはかえってストレスがたまりますね。

家族の無関心

専業主婦が寂しさを感じる理由に、家族の無関心があります。 主婦は一生懸命家事をこなしていて、自由な時間がないので話のネタはほとんどが家事や隙間時間に見たTVの話になってしまいがちです。 そんな時にご主人が話を聞いても生返事しか返してくれない、ご主人もたいして話をしてくれなくて夫婦でいても無言が続くなどでは、専業主婦のモチベーションも上がりません。 多くの場合はご主人の休日に目の前でせっせと家事をこなしているのにまったく気づかずに「今日は何もしなかったなー」なんて平気で言い出すご主人もいます。 この状況で寂しいと思わない人間がいたら連れてきてほしいぐらいです。

家事にやりがいを感じられない

寄せられた意見の中にもありましたが、家事というタスクは達成感がなく感謝もされない事が多いです。 仕事や趣味に達成感を感じられる理由は、完了したかどうかが明確であり、成果によっては周囲から認められたり感謝されたりするという事です。 家事というタスクの大変さにもかかわらず、完了がなく達成感が得られない、やって当然という目で見られて感謝はされない、だからと言ってやらないと非難される…この状況でどう家事にやりがいを見出せばいいのでしょう？

専業主婦の寂しい気持ちの原因を見てきました。 原因がわかれば、解決のためにできる事も必ずあるはずです。

寂しい気持ちを無理なく解消したい！どうすれば？

寄せられた回答から見られた寂しいと感じる原因のポイントは、以下の３点でした。 1.人との関りが少ない 2.達成感がない 3.時間がありすぎるが、ほとんどが隙間時間で何もできない それでは、いよいよ解決方法について考えていきましょう。

町内会役員やボランティアに参加してみる《孤独を感じる場合》

ポイント１の『人との関りが少ない』に関する解決法は、ずばり人との関りを増やすことです。 人との関りを増やすと言っても、専業主婦の多くは自由に使えるお金が少ないはず。 趣味のために出かけるにしても限界がありますし、あまりお金がかかるジム通い等はご主人に対しても引け目を感じてしまうでしょう。 そういう時は無償の町内会役員やボランティアを探し、積極的に参加してみましょう。 はじめは向いてないとか、面白くなさそうと参加を躊躇してしまうかもしれませんが、思い切って一度参加して地元の方と関りを持つと、思った以上にストレスになっていた孤独が解消でき、気持ちがすっきりするかもしれませんよ。

手作りパンや菓子など手間のかかる料理に挑戦《家事に虚しさを感じる場合》

ポイント2の『家事に達成感がない』と感じている場合は、達成感を得られる家事を作るのがおすすめ。 料理に費やす時間を確保し、手作りパンやお菓子などの手間のかかる料理に挑戦してみましょう。 料理には完成があるので、達成感を得られる事が多いです。 さらに、いまやSNSが普及しているので上手に利用し、作業工程や完成品をSNSへアップしてみましょう。 いいねやコメントがもらえることで承認欲求も得られ、思った以上にストレス解消につながるかもしれません。 SNSは上手に利用すれば多くの人とつながる事ができるので、寂しい気持ちの解消におおいに利用したいです。

とにかく体を動かす！ウォーキングなどがおすすめ《不安を感じたりイライラする場合》

ポイント3の『時間がありすぎるが、ほとんどが隙間時間で何もできない』については、できる事を見つけましょう。 身体を動かすことはストレスの解消に絶大の効果をもたらします。 スポーツやジムで汗を流すことをリフレッシュの方法として取り入れている方はとても多いですよね。 しかし、スポーツクラブやジムなどはお金がかかるし時間も決まっているので、専業主婦の方にはなかなか敷居が高いものです。 そこでぜひ取り入れてほしいのが、一人でできる運動です。 ウォーキングもいいですし、DVDを見ながらエクササイズしたり、１冊本を買ってヨガを試すのも良いでしょう。 何か不安を感じたりイライラしてそれしか考えられないときに身体を動かすと、一瞬でも不安を忘れることができ、頭がすっきりすることも多いですよ！

いかがでしたか？寂しさの解消につながる回答は見つかりましたでしょうか？ 簡単にこの記事についてまとめます。 ・寂しい理由１は『人との関りが少ない』 専業主婦は一人の時間が多く、人との関りが格段に少なくなります。 唯一家族との会話ぐらいですが、自分以外の家族は他の人との関りがあるのであまり会話が弾まないなんてことも多く、１日のうちで言葉を発したのは独り言か宅配の受け取りぐらいなんてことも少なくありません。 思い切って地域の集まりやボランティアに参加して、無償で人と関わる機会を探してみましょう！ ・寂しい理由２は『達成感がなく感謝もされない』 家事はすべて完了させるのが難しいほど大変なタスクにも関わらず、できてないときに文句を言われることはあるものの、できていても褒められることはほぼありません。 そんな時は、パン作りやお菓子作りに挑戦し、うまくできたらSNSをつかって公開してみましょう。 うまくいけば完成した時の達成感と、SNSを見た人からの反応で承認欲求が同時に満たせるかもしれません。 ・寂しい理由３は『時間がありすぎるが、ほとんどが隙間時間で何もできない』 専業主婦はまとまった時間は取れないものの、隙間時間だけは大量にあります。 まとまった時間が取れないと趣味や自分の事に費やす時間がないと思われがちですが、逆転の発想で、隙間時間にできるストレス解消法を探しましょう。 おすすめは身体を動かすことです。 例えばウォーキングやヨガ、DVDを見ながらエクササイズなどをしてみましょう。 専業主婦に寂しい気持ちはつきものです。 でも、何か一つでも楽しめる事があれば生活が変わってくると思います。 現状に合わせた寂しさの解消法を見つけ、充実した毎日を送りましょう！